白山湯の谷遡行周回 御手水鉢と大汝峰 戻る
2020年8月30日
市ノ瀬2:30~室堂谷出合4:00~温泉沢4:40~入渓4:54~h1850大曲6:17~御手水鉢8:57~9:05~大汝峰9:28~室堂9:54~殿ヶ池避難小屋10:19~藪漕ぎ~室堂谷~出合11:11~市ノ瀬11:45
イマイチの天気予報なので速攻で沢登りをしよう、どこがいいか悩んだが2週連チャンで拷問坂を登って湯の谷遡行周回をしよう。いつもは大汝の巻き道に登り上げるけど今回は本流を遡行して御手水鉢に登り上げる事にした。
深夜2:30に市ノ瀬からチャリリン、今回は初ルートなので30mロープと登攀具を持って行く。相変わらずの重荷だけど先週の千才谷に比べれば軽いべ。今日は単独だからマイペースでガシガシ漕いで行こう。
蒸し暑い夜なので汗が噴き出て目が痛い、しかし止まらない、何分で出合まで行けるだろうか、自分との戦いであった。スタートからちょうど1時間半、先週より10分短縮した。そして橋の上でぶっ倒れた…この拷問坂は3回ほど心拍数がMaxになる心臓破りの所がある。マジできついが凄くよいトレーニングにもなる。10分ほどぶっ倒れて星空観察をした、今日は満天の星空だった。
汗も乾いてきたので行こう、先週の千才谷は真っ暗で見えなかった。林道を30分ほど歩き温泉沢に到着、まだ暗いので足湯をして明るくなるのを待った。薄明るくなってきたので入渓する、ここは直ぐに核心があるから明るくならないとヤバい。ゴルジュ帯を高巻いていく、浮石が多くて嫌らしいトラバースをこなし下降しようとすると下が見えない。今日はロープを持っているから草を支点にして下降した。
最初の核心が終われば二俣までルンルンコースです。奇怪な手取層を見ながら遡行できるのはここだけです。水が気持ちよい、積極的に水に浸かりながら遡行する。両岸に奇怪な層が現れた、断層も見れるべ。危険な所はなく快適に遡行していく。振り返ると別山が見えていた。標高が上がるとお花が両岸に咲き乱れている、ここは白山で唯一のルンルンコース、そうデート沢ですか。彼女を連れてくるといいかも、しかし拷問坂をチャリれる人でないとムズイです。
さて二俣に到着、今日は本流を登っていくので左だ。地図では直ぐに谷が狭くなっている、核心はここか。ワクワクしながら進んで行く。意外にあっさり高度が上がっていく、滝は無かった。水は細くなっていくが本流なので切れる事は無くどこでも水が摂れるのがうれしい。やがて稜線が見えてきた、段々とハイジの世界になっていく。やっぱり初めて見る景色は新鮮で楽しい。
一人ハイジをして稜線に登り上げよう、最後10mはハイ松漕ぎだったが問題ない、そしてちょうど鉢の後ろに登り上げ遡行は終了した。ここで大休憩、反対側には火の御子さんがきれいに見えていた。最近また行ってみたいと密かに思っているがやめとこう。
さあ午前中に下山できるな、今日のピークは大汝峰なのでとりあえずピクリに行く。誰もいない山頂で記念写真を撮って神社でお参りをした。後は帰るだけ、ダッシュです。
お池周辺は人が多く室堂も多かった、スルーして殿ヶ池避難小屋へ観光新道を駆け下りた。避難小屋も休憩スポットなので人が多かった、ここもスルーして藪漕ぎ開始。笹が背丈以上あって前が見えへん、しかし何度も来ているから大丈夫ルートは頭の中に入っている。最短距離で室堂谷に合流して出合まで下降した。
先週は水が流れていたのに今日は涸れ沢になっていた。足元も滑らないから快適であった。サックと降りたら後はチャリリン、もう山は雲の中になっていた。拷問坂をぶっ飛ばし今日も40分で市ノ瀬に到着。午前に帰還できたので◎でした。
1年で一度で十分な拷問坂を2週連チャン…もう今シーズンは行かないだろう、たぶん…。。。
さあ入渓だ。
際どい高巻き。
支点。
降り立つ。
小滝を越えたら。
ルンルン。
地層が見えてきた。
自撮り。
化石があるかも。
断層。
飽きない。
振り向けば別山。
湯の谷乗越。
芸術だ。
快晴。
狭くなっていく。
二俣が見えた。
本流に行く。
正面に七倉山。
お花。
咲き乱れる。
ハイジィー。
湯の谷源頭部。
御手水鉢に登り上げた。
大汝峰に行こう。
ベイビー、さあ帰ろう。
先週登り上げた百姓池。
千才谷。
笹藪漕ぎ。
室堂谷に水は無かった。