槍ヶ岳 飛騨沢パウ 戻る
メンバー 僕、YSHRさん、ガンちゃん、パク
2020年1月19日
新穂0:00~白出1:40~滝谷3:00~槍平小屋4:06~30~飛騨乗越7:19~槍ヶ岳山荘7:36~8:08~槍ヶ岳山頂8:36~47~槍ヶ岳山荘9:09~10:03~滑降~槍平10:28~白出11:17~新穂11:40
今日はビッグデイ、今シーズン初の槍ヶ岳に出かけてきた。あんちゃんは風邪で欠席、風邪は山で治るんだけど…。
0時に新穂を出発、パクは30分遅れで出発。ありがたいトレースを使い白出に向かうも直ぐに暑くなりウエアーを脱いだ。これでちょうど良かった。白出に着いて休憩、パクも追いついてきた、あり得んスピードだ。
この先もありがたいトレースを使い滝谷まで進む、ずっと向こうに先行者のライトが見えた。滝谷からトレースを外れて河原に降りる、ここからガンちゃんがルート工作をする。まだまだですな、YSHRさん曰く60点でした。雪はたんまりあるけど河原はすべて埋まっていない、右岸左岸とルートを作っていく。振り返ると大軍団の後続のライトが見えた。パクの話だと10名ほどいたとか…、昔ではあり得ないが今ではアリエール。槍ヶ岳は静かな山ではなくなった、体力のある人が各地から登りに来るんです、最近は。
ラッセルしながらでも抜かれる訳にはいかない、パクが先頭で機関車になった。4時過ぎに槍平に到着、冬季小屋に入って防寒と休憩をした。前泊のテントが1張りありもう出発していた。ツボなので抜かそう。
後続が気になるので出発だ。ちょうど2名が到着、団体様はまだでした。ツボトレースを使いハイペースで登っていく、空は快晴になり放射冷却で気温が低すぎ、たまらずみんなで地獄装備をした。
しばらく進みトレースは尾根に、ライトが上に見えていた。ここからまたパクの機関車が始まった、もう止まらない、地獄装備が暑くて苦しいので解除した。後ろには団体様のライトが見えてきた、トレースを追っかけているので早いがパクも早かった。飛騨沢は高度が上がってもラッセルが続く、日の出まで間に合うか、残りの高度500mで時間は1時間。ガンちゃんも後ろに付いてきている。やはり今年は何かが違うね。
空が明るくなり始めた、後続のライトはもう見えない。残り30分になった、最後は僕がラッセルしてスパートをかけよう。僕も機関車になった、ガンちゃんは千切れてしまい遥か下になる。クトーいらずで乗越まで行けるか、穂先が見え出したが赤く染まりだしてる、残り10m…待っていろ。しかし甘くない、カチカチ氷でスキーは無理、クトーも刺さらないだろう。せめて写真だけでも…、スキーを脱いでツボで登ったら転んで無理。アイゼンを履くしかない。こんな時に限ってアイゼンのサイズが合わない、もうアカンパクに託そう。
乗越に登った時には太陽は大きくなっていた、きれいなので我慢しよう。寒いので写真撮ったら山荘へ向かう。乗越から上は氷、アイゼンを蹴りこんで慎重に登った。ライブカメラを掘り出し山荘に到着、ポカポカでした。みんな揃ったら山頂に向かう。
穂先は氷の塊になっている、こんなん初めてだが楽しそう。先頭でルートを切り開く。
前爪が効くので安心できた、階段も氷の塊になっていてウィペットかち割りながら登る。みんなは落氷があるので待機してもらった。
さあ着きました、みんなカモンベイビー。貸し切りの穂先でした。絶景でいつまでも居たいが帰ろう。帰りは気を付けて、慎重にサックっと降りて山荘でみんなを待った。望遠でみんなを見た、パクが途中でもたついて一向に降りてこない、恐怖心に襲われると動作が鈍くなる、登攀は恐怖と快楽の表裏一体、氷とフレンドリーになろう。40分遅れでパク到着。さあ帰ろう。
際どく乗越まで滑る、氷地帯も慎重に通過すればパラダイスが待っていた。ラッセルがあるからパウダーがある、頑張ってよかった瞬間です。今季初の至福のパウダー、生きててよかった。大斜面にシュプールを描き高度を落としていく。写真を撮りあいあっという間に槍平に滑り込んだ。余韻に浸りながらそのまま休憩せずに滝谷まで滑降した。
さてここからアップダウンがあるが僕はシールを貼らずに滑降する、登り返しはカニ、汗だくになるけど今日の雪はよく滑るので滑降したほうが早い。30分で白出に着き休憩してたらパクがきた、2人でそのままボブスレー、20分で新穂に到着、じゃあねまた来週と別れた。終わってみれば昼前に下山の槍ヶ岳、とっても楽しかった。。。
機関車。
ラッセルが続く。
団体様は見えない。
ここからスキーで登れなかった。
おはようSAN
記念写真。
行くべ。
ツララ。
穂先は氷の塊になっている。
ライブ掘り起こし中。
みんな到着。
危険な香り。
スケートリンク。
ヤバいよ。
鎖はありがたい。
氷の梯子。
頂上は雪だった。
絶景。
絶景。
スリップしたら終わり。
到着。
まだ笑顔。
記念写真。
望遠でウォッチング。
ウォッチング。
さらば。
至福。
至福。
至福。
ごちそうさまでした。
槍平に帰還。
雪が多い。
滝谷。
お疲れ様でした。