天狗原山滑降 戻る
メンバー 僕、YSHRさん、ガンちゃん
2020年2月23日
小谷温泉2:50~尾根取付き3:50~尾根上4:45~標高1800m迷路地帯7:14~天狗原山8:50~9:07~滑降~林道合流10:36~小谷温泉11:09
超久しぶりの小谷さん、この辺りの山域はYSHRさんが水曜日友の会と来る山域なので新鮮味があった。前日は夕方寝て夜に起きた。高速をぶっ飛ばし雪が少ない小谷温泉に2時ころ着いた。みんな到着してほぼ予定の2:50にスタート、空は曇天だろうか真っ暗だった。
雪が切れている林道、アリエーナイ…、まあここだけであった。林道を1時間歩いて尾根に取付いた、急斜面でモナカ斜面だがスリップしたらどこまで落ちていく、クトーを付けて登る。ビビンバならヤバい斜面だけど今日はクッパほどか。
たまらず最短距離で尾根上に乗り上げた、風は強い、樹木はミシミシと唸っていた。天気は下り坂で雪も横殴りで降ってきた。想定内の天気なので天狗原山に来たのだ。
地獄装備は心と体に優しい、ひとたび装着すれば安心感が得られる。明るくなると天気も悪天になっていく、帰りのトレースはないだろう。山頂手前の迷路地帯に来た、トレースを作っても消えるからと適当なルートを作ってはダメだ。GPSで軌跡を取って帰りに使わないとハマってしまう。ルート工作も段取り八分です。
視界無し、トレースも消えて無し、雪面はバリバリ割れて極めて危険な状態であった。視界のないピークで写真を撮って帰るべ。パクはこの悪天で四ッ岳単独で行ったようだ。くれぐれも事故らないで、視界無し、単独、雪崩遭遇は絶対に助からないだろう…べ。
滑降は楽しかった、ビビンバ斜面もパウのご褒美。どんだけ降ったんですか。迷路地帯は案の定苦労したし足元が雪崩たが仲間がいれば大丈夫。あっという間に林道に合流した。ゴン降りのおかげでサックっと行ける天狗原山も修行でした。行きで雪のなかった道路も快適に滑り降り駐車してあるスノーシェッドまで滑り込んだ。お疲れさまでした。。。
いや、終らない、、、ガンちゃんが青い顔をしているが冷気のせいで赤かった。車のカギを落としたと叫んでいた、マジですか。山以外でもキャンプを含めたアウトドア全体…いやいや、仕事でもそうだが絶対にあってはならない車のカギ紛失…。絶体絶命ですか。
今日は単独でなくてよかった、明日も山行があるので金沢に行く事は出来ないが新幹線があるべ。糸魚川から僅か1時間で金沢に帰れる利便性を活用すると言う。昼に糸魚川から帰って夕方には予備キーを持って小谷に着いていた。恐るべき機動力のガンちゃんと新幹線だった。
お金もかかりガンちゃんは反省していると思う。地獄軍団は山ヤなのでいろんな事を真似をすれば失敗は少ないと思う。僕らは散々失敗してきて今がある。。。
明るくなるころには地獄の始まり。
核心。
今日は核心が終わっても核心だった。
標高が上がると更に地獄。
気温が-6度ほどだったので助かる。
ピークだよ。
逃げる。
地獄バンザイ。
楽しむ。
核心部は滑りも核心。
パウは続いた。
ズンズン積もっていた。
お疲れ…の後に悲劇。
車のカギを失くして新幹線で帰る。
数時間後には車を回収、必殺仕事人です。