厳冬期立山速攻 戻る
メンバー 僕、YSHRさん、あんちゃん、ガンちゃん、パク
2020年1月26日
立山駅23:50~美女平0:50~滝見台2:04~追分4:26~天狗平6:20~室堂7:20~一ノ越8:36~雄山山頂9:45~
10:20~滑降~室堂10:50~美女平12:15~立山駅12:50
一年に一度は行きたい立山、今日は速攻で行ってきた。深夜に立山駅から登山道をダッシュで登っていく、雪がないから早かった。大汗かいて美女平からスキーを履いてアルペンルートを歩いて行く。トレースがあるではないか、先行者がいるようだ、前日のようで上でテントを張っているのだろう。夜中はカチカチなのでラッセルもなくスイスイ進んでいく。
先頭でYSHRさんが引っ張っていく、メチャ早い、今日は相当気合が入っているようだ。このペースだと過去最速の山行になるだろう。滝見台を超えその先のヘアピンで先行者の明かりが見えた、単独だ。僕たちの明かりを見たとたんにスパートをかけていった…誰だろう、よせばいいのに…先は長い。もちろん僕たちも火が付いた、一向に追いつかないが時間が経てば解決する。
正体は富山の髭男爵であった。単独で来るなんて気合が入ってますね、ここから男爵も加わり立山を目指した。
相変わらず早いペース、チョット立ち止まりシール調整すると追いつくのがしんどいくらいだった。元気な男爵も遅れだしてきた、スパートの影響が出てきている、先に行ってます。前日のトレースは弥陀ヶ原ホテルで終了していた、軒先でテントを張っているんだろう。この先はショートカットをして天狗平まで登り上げる、次第にガスに包まれ何も見えない、GPSでルート取りをし天狗平に到着、ようやく明るくなってきた。
ここで防寒休憩をした、明るくなるとホワイトアウト…、聞いてないっす。室堂までホワイトアウトの行進、先頭のYSHRさんが突然視界から消えた、窪地に落ちたが大丈夫、室堂を目指した。空は徐々にガスが取れていくが立山は全く見えない。室堂から一の越まではトラバースせずに一旦谷に降りて登り返す作戦にした。何も見えない谷だが降りる直前にガスが晴れ立山も見え出した。モチが上がる瞬間です。
サックっと降りてサックっと登り返した。一の越は微風で1月とは思えない感じだった。ここでアイゼンに履き替えアタックだ。斜面は槍と同じでカチカチビビンバだった。スリップしたらおしまいなので慎重に行こう。パクが先頭で登っていく、今日はトップは無理っす。振り返ると後続4名が一の越を目指していた。
ビビンバを登り山頂部に着くと新雪だった、そしてパクがゴールして僕も続いた。絶景が疲れをいやしてくれた。しばらくたってみんなゴール、記念写真を撮りあった。さて楽しみはこれから、頑張ったご褒美。今日もカールに飛び込むが気を付けよう。上部は氷化している、慎重に高度を下げた。するとパラダイスが待っていた、立山パウごちそうさまでした。
あっという間に室堂へ滑り込む、振り返るととってもマンダムな立山が見えていた。これ登りで見たかった。さあ後はトレースを追いつつ斜面を滑降していく。弘法辺りで単独のツボ足登山者とスライドした、軽装なので大丈夫なのか。
あっという間に美女平に着き板を担いでダッシュした。終わってみれば13時間の速攻立山、完全燃焼でした。
パクと男爵。
暗闇から解放。
ガスが取れてきた。
室堂。
山頂が見えてきた。
一ノ越へ。
微風。
アタック。
ビビンバ。
槍ヶ岳で鍛えたアイゼンワーク。
トップに出れなかった。
氷の塊。
上はポカポカ。
ゴールです。
絶景。
記念写真。
みんな到着。
劔岳。
今日も山頂から。
際どくカールに行く。
圧倒的なスケール。
最高。
パウ。
パウ。
やめられない。
マンダムでした。
大雪原。
さらば。
大日。
さらば。
富山平野。