白山 甚之助谷滑降 戻る
メンバー 僕、YSHRさん、あんちゃん、ガンちゃん、パク
2020年1月12日
白峰ゲート23:42~市ノ瀬0:39~別当出合2:25~甚之助小屋5:13~25~モンスター尾根~弥陀ヶ原6:45~室堂7:17~
30~白山山頂8:11~31~滑降~甚之助谷~別当出合9:18~市ノ瀬10:06~白峰10:43
今日は令和2年の初詣に白山に出かけた。久しぶりに怪獣パクが参戦、昨日も白山に行っているから化け物だ。暖冬小雪の今年はもはや厳冬期と呼べないだろう。チャリを漕いで市ノ瀬まで目指した。
どういう訳かガンちゃんがフライングスタートしていない、令和2年は進化の年なのか、準備できたあんちゃんと3人で先にスタートした。
隊列を組んで百万貫岩まであんちゃんが引っ張り残りは僕、ガンちゃんは必死についてくるが三ツ谷辺りで遅れだしたのでペースダウンした、仲良く3人で到着それでも1時間かからずに市ノ瀬に着いた。みんな揃ったらスキーを履いて出発、六万橋からしばらくは雪が切れて担いで歩いた。湯の谷林道手前から雪が繋がり別当までまっしぐら。
雪が少ない別当で休憩し一本橋を渡る、橋から先は前日スキーヤーが滑降していたからカチカチで歩きにくい、今日はほとんどラッセルはないだろう。石畳を際どく登り上げ更に進んでいく。空は雲が無くなり月明りが輝いてきた、テンションが上がり甚之助小屋に到着。ずっと続いていたツボトレースも小屋まで、中には2パーティ7名が食事をしていた。1月に他の人に合うのは初めてかもしれない。暖かい小屋で防寒をして直ぐにスタートした。
モンスター尾根にはもちろんモンスターなんて出来ていない、今年はもう出来ないかもしれない。ここもほとんどラッセルが無くサックっと尾根に登り上げた。もう明るくなってきているから白山も見えていた。さていつしか曇り空、ご来光を期待していたがムズイかも。弥陀ヶ原に行くとここも暖冬の影響でシュカブラができていない、まあその分歩きやすかった。御嶽方面が赤くなりだした、そして室堂手前で珍しい現象が見れた。太陽が顔を出す前に太陽柱(サンピラー)が現れた。神々しい、今年はいい事がありそう。
満足したら室堂へ、ここも例年より雪が少ない。屋根にはツララが出来ている、気温が上がっているんだろう。栄養摂って山頂を目指す。いつもの強風がない、これが1月の白山ですか、あり得ないけどアリエール。おまけに春先のように斜面がカチカチビビンバになっていた。クトーが刺さらない、雪を拾えば行けそうだが時間がかかりそうなのでアイゼンに履き替えた。もう鬼に金棒、直登していく。さあ山頂に到着、後ろを振り返るとYSHRさんだけスキーで登ってきた。マジですか、さすがはレジェンド!しかし最後の登りで悪戦苦闘していたので助けに行った。
写真を取り合い奥宮で初詣を済ませた、みんなお参りして滑降準備をする。今日はビビンバなので気を付けよう、こけたら止まらないだろう。
ガリガリ君は心臓に悪い、慎重に高度を落としていく。みんな無事に核心を通過したらもう安心、シュプールを刻んで滑っていく。さて計画どうりに甚之助谷を滑降していく。記録がないがみんながいれば大丈夫、単独では絶対に入れないだろう。
YSHRさんが先頭に滑り込んでいく、甚之助谷は別当谷より快適であった。しかしここは地すべり地帯の谷、上から何が落ちてくるか分からないので気を付けよう。初めて見る景色はいいもんだ、巨大な三角岩が見える、甚之助谷のシンボルです。
さて崖になった、しかし雪が付いていたから問題ないが少なかったらヤバいだろう。更に下降すると索道の基地が見えてきた、無事に帰れそうだ。しかし対岸に渡らないといけない、雪が切れているがジャンプして対岸に渡った。ここもみんな無事に通過、地獄の腕の見せ所でした。林道に合流したらもう安全地帯、別当までぶっ飛ばし満足であった。
天気は早くも下り坂、別山が見えなくなっていた。気温が低いままなので市ノ瀬までの林道は快適、手漕ぎをせずに高速で滑ったのは初めてかもしれない。全く無駄のない甚之助谷は最高でした。一ノ瀬からはあんちゃんとバトルをして最後にいい汗をかいた。終わってみれば11時間の初詣、良い仲間がいるので危険な所も安全に行ける。山スキーバンザイ。。。
明るい人生。
霧氷がきれい。
ありえない積雪量。
月が明るい。
長かった暗闇から解放。
白山を目指す。
真っ白な白山。
シュカブラがない弥陀ヶ原。
まだ埋もれていない。
サンピラー
見とれてしまう。
ご来光。
イマイチ。
それでも笑顔。
室堂。
雪が少ない。
ツララが出来てる。
アタック。
マジですか、YSHRさんだけスキー。
最後に悪戦苦闘。
ゴール。
初詣。
山頂から滑降。
さらば。
甚之助谷へ。
パクが行く。
三角岩。
堰堤群。
ジャンプ。
安全地帯。
市ノ瀬に雪はない。