火打山滑降 至福のパウダー 戻る
メンバー 僕、YSHRさん、あんちゃん
2020年2月24日
笹倉温泉1:45~アマナ平3:49~賽の河原5:40~谷取付き6:45~小尾根8:12~火打山鞍部9:24~火打山山頂9:49~
滑降開始10:10~賽の河原10:54~笹倉温泉11:54
今日は祝日友の会に参加して火打山に出かけてきた。自身スキーで行くのは初めてでワクワクしていた。前日の天狗原山下山後ガンちゃんを糸魚川まで送ったら自由時間、割と忙しかった。夕方には眠り深夜2時発の約束で1時過ぎには笹倉温泉に着いた、あんちゃんも金沢から走ってきて同じくらいに到着した。体力満タンのあんちゃんを先頭にプチラッセルで林道をガシガシ登っていく。ショートカットしまくりで高度を上がていく、もう暑くて仕方が無くウエアーを脱いだ。
平坦地のアマナ平はYSHRさんがルートを作った、暗闇をGPSで行くより知り尽くしたYSHRさんが先頭になるほうがはるかに早いんだ。際どくルートを作りまたあんちゃんが先頭に出る、今日は僕の出番があまりない。あんちゃんは水曜キャンセルのうっぷんを晴らしているようだった。
まだ暗いけど賽の河原に着いた、横断地点を間違えると帰りはシールを使わないといけない。雪が少ない今年は谷が深いがシール無しのルートを作った。谷に降りたときに雪に塊に右足のスネをぶつけて1分ほど痛くて動けなかった。何かよいプロテクターはないだろうか。
2つ目を横断したころに明るくなってきた、焼山と火打に囲まれた台地は日本離れしていた。台地を詰めて谷に向かう、夜が明けて焼山のてっぺんが赤くなっていた。雪崩に警戒しながら谷に入る、雪は安定しているようだが侮れない。高度がどんどん上がり振り返ると焼山が正面に、眼下には溶岩台地が広がっていた。絶景です。
さて、上部は急傾斜で雪崩が怖い。1m以上は積もっているだろう、これ雪崩たら雪煙系だろう。1人づつ刺激を与えないようにトラバースしてカチカチ斜面をツボで登る事にした。やっと出番だ忍者歩きでトラバースしカチカチを登る。安全だったが小尾根手前で胸ラッセルとなる、そして乗越はとても際どかった。みんな無事に到着、反対の谷に降りれば後は鞍部を目指すだけだ。
高度が上がると風が凄い、ブリザードですか。まあ地獄装備をしているので問題ない。谷の頭に着くと山頂が見えた。山頂部は爆風が吹いている。とりあえず鞍部まで行く、マジで風が凄いがスキーで登っていく。クトーがよく効くので登れるが風が半端ではなく何度も耐風姿勢を取って登った。これはしんどい、ツボなら問題ないから尾根の風下に逃げ込む、あんちゃんは来てない。
ハイ松を見つけてしがみつきながらスキーを脱いだ、リーシュを枝に固定して飛ばされないようにした。アイゼンはいらない、ツボでガシガシ登っていく。
ちょうどあんちゃんがピークに到着、スキーを履いているではないか。山スキーヤーの意地ですか、でも滑降準備が大変そう。写真を撮りあってピンポンダッシュ、ツボのYSHRさんも登ってきた。爆風に耐えてスキーをやっと履いたら逃げよう。鞍部まで滑り込めば爆風から脱出できたが風が強いのは変わりない。更に滑り込んで小尾根まで来ればもう安心でした。
さあお楽しみのパウ、危険地帯は1人づつ滑り込む。安全と分かればもうやりたい放題…今季1番最高の至福のパウダーを満喫、賽の河原までパウダーを楽しめた。台地で振り返り余韻に浸る、ここは山スキーの聖地だろう、頑張ってよかった。
帰りはシールを使うことなく快適に下降していく、途中で後続のトレースがあったがどこに行ったんだろう姿が見えなかった。火打ではないのは確かだった。
林道はストップスノーだったけど大満足の火打山、終わってみれば10時間のビッグマンダムだった。
暗闇から絶景へ。
賽の河原でルートを作る。
朝が来た。
早くもビッグマンダム。
谷に取付く。
機関車と飛行機。
高度が上がる。
安全地帯はここまで。
忍者歩きでトラバース。
ツボ。
乗越が核心。
隣の谷を行く。
絶景。
地獄になってきた。
ピークが見えた。
鞍部に行く。
影火打。
リーシュを巻いてデポ。
あんちゃんゴール。
妙高。
日本海。
しがみついて記念写真。
YSHRさんもピークに向かう。
滑降準備をしたら、
逃げる。
まだ逃げる。
ブリザードが襲う。
逃げ足は早い。
逃げ切った。
ご褒美。
パウの花火。
安定の滑り。
マンダム。
さらば。
聖地だ。
日本離れの景色。
賽の河原はシール無し。
お疲れ様。