白山３月お参り　　　　　　　　　　　戻る

メンバー僕

２０２０年３月８日

３月白山参り

白峰２３：４０～百万貫岩０：５２～市ノ瀬２：０７～別当出合４：００～４：３０～甚之助６：４５～７：０９～室堂８：４４～白山山頂９：３０～４４～滑降～別当出合１０：４８～市ノ瀬１１：４８～百万貫岩１２：４５～白峰１３：５５

今日は白山にお参りに行き加賀禅周回の予定だった、メンバーは単独ボッチ…。みんなは仕事や用事や鶴の一声で家族サービス等々だった。ボッチなので回送は妻にお願いした。

前日の天気予報はまずまずだったけど夜起きて天気予報を見ると雪マークが付いていた。まあ行くしかない、ウエアーに防水スプレーをたっぷり塗って白峰に行った。天気は曇りで稜線は見えていた。雨が降る前に標高を上げよう。ゲート前は雪がない、テクテク歩きしばらくで雪が出てきた。前日のコーエーのトレースはもう融けて薄っすらになっていた。

雪は出たり消えたりして大変だった。そして百万貫岩辺りで雨が降りだした、予報より早いべ。百万貫岩を過ぎた辺りから雪は繋がっている、コーエーのトレースを使うもチビラッセルになる。まあ無いよりマシだが所々遠慮深く路肩にトレースがある。なんでだろう、これ微妙に横方向に斜度があり歩きにくいから別ルートを作った。男は真ん中を歩こう。

雨がしとしと降っている、フードを被ると暑くて汗が滴り落ちる。フードを脱ぐと雨でシャツが濡れる、早くもずぶ濡れバンザイだった。ハイペースだから寒くない、チビラッセルで別当に到着。やっとみぞれになってくれた。休憩舎に入ってタオルでシャツを拭く、着替えはあるがこれ濡れたら山頂に行けないから温存する。シールを調整したら出発です。

一本橋を渡り石畳を登ると雪になった。トレースを追うが消えたり出たりなので自分でラッセルしていく、もうコーエーと別ルートになった。雪が激しく降ってきた、湿った雪なのでウエアーが濡れていく。中飯場を過ぎるとブーツラッセルになる、ここから試練。板に雪が付着して重くなる、取ってもきりがない。シールにもダンゴが着く。裏を見ると３か所出来ていた、ダンゴ３兄弟ですか、勘弁してください。ブラシかけてもワックス掛けても解消しなかった。筋トレだ。

マジ足が重い、ここまで重いのは初めてだ。１時間以上筋トレして甚之助近くに来たら解消された。足が軽くなるがラッセルは続く、そしてザックとウエアーがバリバリに氷の塊になってきた。とりあえず小屋に逃げ込んだ。今日は大きなブラシを持ってきて正解だった。氷を取ってシャツを着替えて地獄装備をした。外はもう明るいが視界は悪い、上部は全く見えないから地獄だろう。
ラッセルが辛いのでモンスター尾根から行くことにした。谷を渡ると雪面に亀裂が入る、ヤバいので上部から渡ると足元が雪崩た。
今日は雪崩要注意だ。

モンスター尾根もラッセル、地獄に突入してもラッセル、今日は単独ラッセル祭りだ。弥陀ヶ原は完全ホワイトアウト、GPSが頼りです。真っ白な世界から室堂の建物が突然現れた、心がホッとする瞬間です。休憩せずに山頂に行こう。雪は多い、あと１ｍで鳥居が埋もれる、雪はゴン降りだから今日も増えるだろう。山頂部もラッセル、とうとう山頂までラッセルでした。お参りして一人作戦会議。ホワイトアウトで加賀禅に行くのはヤバいだろうし、ラッセルも大変だろう。特に四塚山の登り返しと長坂の滑降は視界が無いと怖い。今日は雪崩要注意だ。しかし白峰に戻ると雨が降っていたので雪が消えて拷問の歩きがある…どうしよう…。
まあ命が大事なので拷問を受けよう。

宇宙遊泳の滑りをこなしてモンスター尾根まで来ると視界が出てきた。谷筋を滑りパウダー斜面に入ろうとしたらまた足元から雪崩た。心臓に悪いから安全ルートで甚之助に滑り込んだ。ここまで来ればもう安心、しかし筋トレ斜面はストップスノーで滑りも筋トレだった。それでも１時間ちょいで別当に到着、雨が降っていた。

トレースに乗って市ノ瀬までは快適、市ノ瀬から先は雪が消えている所もあった。雪融けが早いっす。発電所を過ぎた辺りでチャリにスキーを括り付けた中年とドライ路面でスライドした。こんな時間で細板…何処も行けんでしょ。初心者なんだろう。そしてビックリ…雪面のトレースを押し歩いたのでトレースがズタズタ…マジですか、多分ド素人だろう。山スキーヤーはトレースを大事にするもんです。

そしてもっとビックリ、百万貫岩手前から全く雪がない…。まあチャリとスライドしたので想定内だけど路肩に残っていてほしかった。終わってみれば筋トレ山行の３月のお参り、加賀禅は１日遅かった。。。