大日岳 牛の首から雑穀谷遡行周回 戻る
メンバー僕、YSHRさん
2019年7月31日
ゲート2:21~レストハウス称名3:10~登山口3:18~牛の首4:06~入渓4:21~白糸の滝4:32~巻き完了4:55~ゴルジュ入り口5:14~出口7:08~お花畑10:08~大日岳山頂10:58~11:14~大日平小屋12:31~レストハウス13:37~ゲート13:45
今日はYSHRさんと沢に出かけた、今シーズン初のコラボである。牛の首から雑穀谷を遡行して周回するルート、YSHRさんが温存していたルートです。
地図を見る限りヤバい所はないけど記録の見当たらないルートなので登攀道具を持っていくことにした。
深夜2時にゲートに到着して準備をした、程なくしてY号が到着し2:21にロードにまたがりガシガシ漕いで行く。重い荷物と激坂なので早くも汗だく、今日も拷問ですか。30分でレストハウスに着きチャリをデポした。ここからテクテク歩き登山道を行く、1時間かからずに牛の首に着き休憩した。最近は日の出時刻が遅いからまだ暗い、慎重に崖を下降して沢に行く。えらい急斜面だけど残置ロープがあり助かった。
空が白む頃入渓した、水が冷たくて気持ちいい。ルンルン気分で進んでいくと早くも滝が出てきた。地図に記載されていない滝は美しい、白糸の滝と名付けよう。直登できないから巻く、奥にも滝があったので結構巻いた。降り立った所はちょうどザクロ谷出合だった。休憩したら左の雑穀谷支流に入っていく。いきなりゴルジュが始まる、聞いてないっす。ザクロ谷のようなゴルジュですか、腰まで水に浸かりながら滝を越えていく。
進退窮まると巻かないといけない、フリーでよじ登る、僅かなクラックにウィペットをジャミングさせて際どく登った。僅か10m程だがウィペットが無ければ敗退だっただろう。ロープを出してYSHRさんが登り滝を巻いた。しかしゴルジュは続く、もう全身ずぶ濡れで寒い。再び進退が極まり巻く、ウィペット様様だが草地と露岩のミックスで支点が無い。どうやって降りよう…。ヤバいけど草にスリングを巻き付けて支点とした。なるべく荷重をかけないように懸垂する、草の支点は初めてだったけど意外に行けた、しかしもう二度とやりたくない。
悪戦苦闘してやっとゴルジュから脱出した、2時間近くの格闘でした。この先はゴーロ歩きがしばらく続く、イワナが泳いでいた。標高が上がると源流っぽくなってきた、振り返ると弥陀ヶ原が見えていた。核心を抜けると楽しい沢だ、会話も弾み登っているとルートを間違えた。100m程下って正規ルートに戻る、喋り過ぎは要注意です。
上部は枝沢が多くGPSでルートを確認した。やがて水は消えて源頭部になりお花畑が現れた、写真をいっぱい撮って進んでいく、白山より少ないけどメチャきれいだ。そして草原になった、まるでハイジが出てきそうな素晴らしい草原、思わず2人で大の字になって寝転んだ。アルプスのオヤジハイジです。癒されたので行こう、山頂まで藪漕ぎがあったけど問題ない。そして8時間40分、着きました、感無量です。思えば敗退ギリギリのゴルジュから始まり草原に癒されたどり着いた大日岳山頂、思い出に残るだろう。
写真撮ったら下山開始、大日山荘近くの残雪を帽子に詰め込み下山した、頭が冷たくて超気持ちが良かった。標高が下がると暑さ地獄、汗だくになってレストハウスに到着した。下りのチャリは快適、あっという間にゲートに到着、お疲れさまでした。
白糸の滝
滝上に降り立つ。
ザクロ谷。
ゴルジュの始まり。
戦う。
僕も戦う。
ゴルジュの終わり?
甘くない。
ロープでたり。
へつる。
ありがたい流木。
不気味な光景。
戦いは終わった。
振り向くと弥陀ヶ原。
楽しい。
源流から
源頭部へ。
お花畑。
草原になっていく。
やってみたかった。
藪を漕いで。
山頂に出た。
記念写真。
さらば。