白山 小白水谷右俣周回           戻る


メンバー 僕、YSHRさん


2019年9月1日


平瀬登山口1:50~大倉山避難小屋3:15~白山山頂4:59~翠ヶ池5:25~中宮道~2290m源頭部6:34~下降~1720m藪漕ぎ8:13~
右俣合流8:27~出合9:16~林道合流10:24~登山口10:40


今日はYSHRさんとルート開拓に出かけた、まだ行っていない小白水谷右俣周回ルート。 深夜1時半に平瀬登山口に着くとすでにYSHRさんが到着していた、さっさと準備して1:50にスタートした。今日は未知のルートなので登攀具にハーケンを担いでいるから荷物は重い、肌寒い平瀬も登りだすと直ぐにポカポカになった。

翠ヶ池でご来光を見る予定で時間がたっぷりあるからほどほどにガシガシ登っていき1時間25分で避難小屋に着いた。中に入って休憩、これからの時期は避難小屋があるのはありがたい。エネルギーを摂ってスタート、空は曇りなのか登山口で見えていた星が見えなくなっていた。暗闇の中、展望歩道分岐手前で防寒対策をした。いい季節になりました。

山頂部にはライトの行列が見えていた、山頂は混雑してるのだろう。そして人が多い山頂に到着、まだ暗いです。とりあえず9月のお参りをして山頂で記念写真を撮り直ぐにスタートした。空は徐々に明るくなってきた、しかし雲が多いからご来光は期待できないだろう。お池を巡って翠ヶ池上の小ピークに立ち寄りご来光を待つが絶望的なので記念写真を撮って中宮道に向かった。

案の定雲の中から朝日が出てきたがすぐに隠れた。お花松原手前で防寒を解除した、風が無いとメチャ暑い。身軽になって先を進む、お花松原からの登り返しの途中で振り返ると小白水に転法輪、剣が峰が見えていた、ここは一番好きなビューポイントです。2349mのピークから下り坂、ハイ松帯を越え草原になってきた。ちょうど池塘がある所から下降することにした。ここからは未知の世界、登攀道具があるから何でもかかってきなさい、でも藪は嫌…、足の傷が治っていないから当たると痛い。

草原を進むと小さな沢が現れた、これはラッキー藪漕ぎ無しか…。甘くはない、すぐに絶望的な濃い藪が待ち受けていた。まあハイ松でないからまだマシだ。うるさい藪を抜けると今度は絶壁が待っていた、ロープはいるかな、でもルートはありそう、際どく2人で下降していく。慎重にダウンして安全地帯で休憩した、ここでルート確認をする、このまま下っても本流に合流するので藪を漕いで右俣に行かないといけない。地図と地形を見て横断地点を確認した。

1720mまで下って藪漕ぎ開始、大した藪ではないが棘のある小枝が痛い、服の上から容赦なく突き刺さる、拷問ですか。15分ほどで右俣に合流した、後はルンルンで下るだけ。涸沢を降りていくと藪の中から水が流れる音がした、斜面の途中から湧き出しているんだろう。そういえば転法輪谷もそうだった。地図上の水マークの所で合流して右俣に注ぎ込まれていた。水が超冷たい、足がちぎれそう。今日は拷問ばかりだ。

我慢して下り出合で本流と合流する、水がメチャ多い、この先も苦労しそうだ。その矢先YSHRさんがドボン、寒そう、、、気を取り直して下降開始、水量が多いから難儀する。夜中の登りでこの水量なら絶対に入渓はしない、しかし下りでゴールも近いから行くしかない。深みにドボンしたら這い上がるのが大変そう。慎重に下降していく。そして出合から1時間、やっと堰堤に到着した、助かった、無事帰還できた。

堰堤から上に水路が伸びていた、水路沿いを行くといとも簡単に林道に合流した。入渓する時は暗闇の中で藪漕ぎしていたのがバカみたい、こんないいルートがあったんだ。後は林道を歩いて登山口へ、今日も楽しい拷問でした、2度目はないな。。。

9月のお参り。

人が多い。

明るくなってきた。

今日はご来光無理だべ。

記念写真。

太陽が出てきた。

やっぱいまいち。

中宮道を駆ける。

マンダム。

下降ルートを確認する。

ここだ。

藪漕ぎなし、、、

甘くなかった。

藪は続くよどこまでも。

藪が終わると絶壁。

慎重に。

落ちたらおしまい。

ふぅ、安全地帯。

また藪漕ぎ。

やっと右俣に合流した。

水が超冷たい。

本流はヤバい。

激流に耐えて。

林道に到着。

さらば。