カムイエクウチカウシ山 戻る
2019年8月13日
ゲート3:08~入渓口3:54~八ノ沢出合5:14~1000m三股6:29~八ノ沢カール7:30~山頂8:38~50~ルンゼ下降~カール9:21~出合
11:00~入渓口11:51~ゲート12:21
北海道山行の第一弾は沢登りで行くカムイエクウチカウシ山です。先月からヒグマによる人身災害が2件あると聞いていたが熊が怖くては山に行けない。熊スプレーを初めて持参して登ってきた。
北海道は涼しい、深夜3時にゲートに到着、ちょっと肌寒いくらいだった。駐車場には車が数台止まっていたのでテント泊してるんだろう、まさか熊被害のあったカールではないだろう。チャリを漕いで8㎞先の入渓口を目指す、坂道を漕いでも涼しくて汗が滴り落ちないのがよい。北海道は最高。
薄明るくなるころに入渓口に着いた、チャリが2台デポしてあった。さあ行こう、広い河原にジャブジャブ入っていく、水も冷たくなく快適であった。ピンクテープがあったけど無視して歩きやすいルートで登っていった。1時間ちょいで出合に到着、テン泊の人たちが出発準備をしていた。休憩したら八ノ沢に入っていく。ここも歩きやすい自分ルートで登っていく、おっと先行者が見えた。抜くしかない。挨拶して抜き去りスパートをかけた。
1時間ちょいで三俣に着いた、ここから滝沿いにカールまでの急登を登っていく。涼しい北海道でも沢から外れて直射日光が当たると暑い。枝沢を横切るたびに水浴びをした。高度が上がり水量が少なくなってきた、滝上から沢に戻り登っていく。カール手前の水が湧きだしている所で休憩して補給した。目の前には八ノ沢カールと山頂が見えていたのでモチが上がる。さあ行こう、熊さんは出てこないで。
カールは天国だった、ハイジィーになりたいけどヒグマの糞だらけなので先を急ごう。しばらく行くと素敵なテン場があった、しかしここがヒグマ被害の場所だ。登山道は迂回しながら稜線に続いていた、えらい効率が悪い、カールをそのまま登り上げればよかった。
稜線はハイ松が多く踏み跡が見えない、足に枝が刺さり痛くてしょうがない、タイツが破れてしまった。もう帰りはカールに直に降りよう。
ハイ松と戦いようやく山頂に着いた、360度の大パノラマ、頑張ってよかった。そして風がメチャ気持ちよかった。ずっとここにいたいが熊が現れる前に帰ろう。稜線をしばらく歩きルンゼからカールに下降した、急斜面だけど問題ない、あっという間にカールに到着した。それにしても糞だらけだった。
下から3名登ってきた、テントから出発した人たちだった。頑張ってください。滝の途中で単独者がいた、ルーファイミスで苦労しているようだった、熊に気を付けて。帰りは早いジャバジャバ降りて山頂から2時間で出合に到着、オショロコマ達も逃げ回っていた。ここから先は河原歩きを50分、入渓口に着きました。あとはチャリでぶっ飛ばしゲートでゴール。カムエク最高でした。
駐車場で地元新聞社の記者から色々聞かれた、熊被害についてどう思うか、怖くないのか、昨日滑落事故死があったとか、登山禁止にする話があるとか…。男なら行くしかない…と答えた。。。
夜明け前。
河原歩き。
八ノ沢。
山頂見えた。
釣りをしたい。
滝が多い。
気持ちいい。
滝の横を登る。
源頭部。
カールだよ。
楽園だ。
振り返る。
ハイ松痛い。
着いたぜ。
ご褒美。
ずっといたい。
稜線から八ノ沢を見下ろす。
ルンゼから下りた。
勘弁してください。
ゴール。