別山 箱谷周回(右俣下降~左俣遡行) 戻る
メンバー 僕、YSHRさん
2019年9月25日
市ノ瀬1:50~登山口2:14~チブリ小屋4:41~50~御舎利山5:56~右俣下降開始6:23~終了9:10~ルンゼ登り返し~左俣合流10:14~
ハイジ11:13~別山山頂11:35~チブリ小屋12:19~市ノ瀬13:57
今日は休みを取ってYSHRさんと箱谷周回に出かけた。久しぶりのピーカン予報なので気合が入っていた。深夜1:50に市ノ瀬を出発、平日なので車はほとんどいなかった。満天の星空なので暗闇だが楽しくおしゃべりしながら歩いて行く。林道から登山道に入ると更に真っ暗になる、夜露で早くも足が濡れだした。
いつしかガスの中に入った、湿度が高く不快だが暑くないのでよい。そしてガスから抜けると涼しい空気に変わった、この辺りから夜露が冷たくなりカッパを着て登っていく。2時間50分でチブリ小屋に着いた、中に入って休憩する。人がいなくてよかった。栄養を摂ったらすぐにスタート、暗闇の白山には早くもヘッデンが見えていた。こちらの光も見えているだろう。
御舎利山の登りの途中で明るくなってきた、振り返れば雲海、白山はバッチリ見えていた。そして御舎利山手前で夜が明ける、白山が太陽に照らされ輝いていた、今日はいい日になる予感だ。稜線に上がると絶景だが風が冷たく寒いので先に進み分岐から南竜方面に行く。稜線は紅葉が始まっていた、草紅葉が朝日に照らされとてもきれいだった。GPSで箱谷右俣の下降点を確認して下降した。
露に濡れた草はよく滑る、何度こけたか。痛いっす。沢筋を見つけてそこを下降した。地図を見る限りルンルン下降だが人生甘くなかった。滝が出てきた、聞いてないっす。まあこれをこなせばルンルンだろうと思っていた。サックと20m懸垂して先を進むとまた滝、マジですか。今日はハーケン4枚、捨て縄5m。もしもの為に持ってきてよかった。ハーケン打って2度目の懸垂…、核心が続く。
ハーケン3枚を使った、残り一枚、ヤバいな。捨て縄も残り3m、安全に節約して支点を作った。6回目の懸垂は滝つぼに降りる、カッパを着こんで懸垂した、YSHRさんは最後の踏ん張りがきかずに滝つぼへドボン…寒そう…。
もう登り返すルンゼが見えているがもう一度懸垂があった、ようやく灌木が現れそこを支点に7回目の懸垂で下降が終了した。中々のアドベンチャーワールドであった。
懸垂祭りが終わりルンゼを詰めていく。がれ場なので落石多発、緊張が続くが一度通った所なので安心感があった。ルンゼの上部はダブルウィペットでよじ登り細尾根に登り上げた、今日もウィペット様でした。そして30m程下降して左俣にやっと合流した。もうここからはルンルン確定、V字渓谷のミニ版だが迫力満点、白山でもこういう所が見れるのは別山周辺だけだろう。
お互い写真を撮りながら高度は上がっていく、そして稜線が見えてきた、なんともマンダムな景色、北アルプスの沢のようだ。やがてガレ沢から草原になった、風が心地よい、展望もよい、もう大草原のオヤジになろう。お決まりのハイジになり寝転びそして2人で遠くの山を眺めた。もう満足なので山頂に行こう。稜線に登り上げサックと山頂に着いた、神社でお参りをして記念写真を撮った。そういえば晴れで絶景の別山はいつ以来だろう、最近地獄しかなかったな。
帰りは早い、チブリ小屋まで45分、安全地帯はダッシュした。さすがに高度が下がると暑かったがもう秋です。終わってみれば12時間の箱谷周回。このルートはお勧めです。。。
下弦の月と御舎利山。
明るくなる。
おはようサン。
輝く。
眩しい。
分岐から南竜方面へ。
右俣下降点。
一回目。
慎重に。
ジャンプもするで。
小滝が連続。
もう安泰か…。
甘くない、2回目。
3回目。
4回目。
5回目。
5回目。
6回目。
ドボン…。
7回目。
ルンゼを行く。
左俣に合流した。
ルンルン。
核心があった。
パラダイス。
いやいや、V字があった。
ホンマのパラダイス。
ジィー。
山頂へ。
お参りです。
登ってきた左俣。