槍ヶ岳滑降               戻る


メンバー 僕、YSHRさん、パク


2018年12月31日

新穂23:00~白出0:52~滝谷2:33~槍平3:30~50~肩の小屋7:05~槍ヶ岳山頂7:50~小屋8:05~滑降~槍平9;05~白出10:10~
新穂10:56



今日は槍ヶ岳を速攻で行ってきた。年末年始は全国から登山者がやってくるのでトレースばっちり、ありがたく使って速攻で行って来よう。山行後の移動時間を考えると早く下山しないといけない、23時発とした。

気温は-6度、まあこんなもんですか、ガシガシ行くと全く寒くない。トレースに従ってただ歩くのみ、ショートカットはできないので意外に時間がかかって白出に到着、休憩したら行こう。この先も登山道を行く、雪が多いので河原に降りようか…下降点を間違えて登り返す。しばらくで下降点を見つけたがトレースばっちりの登山道は歩きやすいのでそのまま行った。そして滝谷手前で河原に降りラッセルしていく。

滝谷を渡ったら登山道に戻りひたすら登山道を行く。一時間で槍平に到着、もう出発している登山者がいた。冬季小屋の周りにはテントがいっぱい、小屋の中も人が多い。みんな起きていたから気兼ねなしに休憩できた。気温は-13度、防寒対策をしてスタートした。

先行者がいるからスイッチが入る、もちろん追い越す。先行者をかわしたらトレースから外れ自分たちでラッセルしてルートを作ろう。やっとラッセルが出来るが眠くてしょうがない。飛騨沢はいつも睡魔に襲われる。暗闇をドンドン行く、振り返るとずっと前に出発していた中崎尾根の登山者は遥か後ろに見えた。スキーの機動力は素晴らしい。

2600mを超えるとクトー装着、暗いので氷化斜面が見えない。慎重に進み2900m辺りで暗闇から解放された。やっぱ周りが見えると安心感がある、強風が吹き荒れる乗越に来ると東の空はオレンジ色に輝いていた。ご来光が見れる、小屋まで行こう。顔が痛い、指も痛い。さすが3000mはいつでも地獄ですか。小屋に到着と同時に極上のご来光が拝めた。冬に見たのはこれで2回目、やっぱり冬は美しいし北アの稜線で冬のご来光を見れる人はほとんどいないだろう。

アイゼンを装着して穂先に行く。穂先は凍っているけど慎重に登れば問題ない。そして着いたぜ頑張った。3人で写真撮ってすぐ下山、メチャ寒いっす。サクッと小屋に降り立ち滑降準備をして滑りましょう。ちょうど後続のスキーヤー1名が板を担いで到着した。小屋から乗越まで滑り込む、パクは今日もビビっていたが無事到着。さあ楽しみの時間です。

飛騨沢は激パウ。今季初めての激パウはメチャ楽しい。あっという間に高度が下がって行く、中崎尾根には多くの登山者が僕たちの滑りを見ていた。2日かけて槍を目指している登山者、スキーならワンデイできますよ。

楽しい滑りも槍平まで、雪が増えれば白出近くまで滑れるがしょうがない。後は登山道を滑り降り白出からは自動運転で帰ってこれた。終わってみれば今年最後の極上ご来光が見れた12時間切の楽しいスキーでした。

乗越に到着。

地獄です。

笠。

パクと富士さん。

僅か数分の茜雲。

槍さん。

来たー。

極上。

赤富士。

赤槍。

穂先。

アイス。

着いたぜ。

ベイビー。

奥穂。

帰ろう。

マンダム。

ヤーさん。

レジェンド。

ご馳走様。