地獄の白山 戻る
メンバー 僕、YSHRさん、パク
2019年3月31日
白峰0:25~市ノ瀬1:17~別当出合2:10~30~甚之助小屋4:26~51~弥陀ヶ原6:06~室堂6:36~白山山頂7:09~24~滑降~
室堂7:49~別当出合8:57~白峰9:55
今日は寒気が入り天気が悪いけど体力つくりに地獄の白山に出かけた。前夜から雨が降っていたが夜中に一時的に止み間がある、この時間帯を狙って高度を上げる作戦。1時発だった。
深夜0時過ぎにゲートに到着、もうみんな来ていた。チャリを降ろしているとパクがもうYSHRさんがスタートしていったと言う。マジですか、聞いてないっす…。単独フライング1時間ですか。ダッシュで支度をして0時25分にスタートした。パクは前日白山に行き別当にスキーをデポしているから空身、ゆっくりスタートする。
ガシガシ漕ぐ、汗が滴り落ち目に入って痛い。真剣に漕がないと追いつかないだろう。空は星が見えていた。市ノ瀬に到着も休憩なしで先を行く。後ろからパクのライトが見えた、そしてお地蔵さん辺りでやっと合流、パクも同じタイミングだった。天気が早く崩れるからフライングだとか…別当手前で雪が降りだす、結果オーライでした。それにしても白峰から別当出合までスキーを担いでチャリを漕ぐのは拷問に近いな。
除雪完璧で別当までチャリで行けた、休憩舎に入りシールを貼り栄養補給をした。さてスタート、雪はゴンゴン降っている、一本橋を渡ったらスキーで歩く。ザラメに新雪が乗っかり歩きやすかった。途中で雷が鳴り雪が激しく降ってくる、中飯場手前からガチのラッセルとなった、もう春なのに厳冬期に戻った。交代でラッセルをし甚之助小屋に到着、中に入って地獄装備をした。天気は更に悪くなり吹雪になった、そういえばこの標高で吹雪の中白山に行くのは初めてかもしれない、段々と何でもありになってきている…。
暗闇の急斜面を登りエコーラインに合流する頃に明るくなってきた、暗闇から解放されてももうすでにホワイトアウトなので何も見えない。風も半端ではなく弥陀ヶ原は案の定通過に苦労した。数メートル離れるともう姿が見えなくなるので3人かたまって行動した。
沢筋を行き室堂平に登り上げると突然宿舎が現れた、しかし視界が全く無いので神社やビジターセンターを見る事はなかった。
この先は猛吹雪地獄だが厳冬期よりマシ、慣れは怖いです。今日は明るくなってもずっとGPS頼り、地獄の行進です。山頂に着くと爆風だった、標柱にタッチして奥宮に逃げ込んだ。体が飛ばされそうだがちゃんとお参りをして滑降準備をする。気温は-10度、山頂部は久しぶりの地獄1丁目。滑降しようにも風で押し戻された。室堂まで30分ほどかかった、ホワイトアウトと爆風で中々進めない、弥陀ヶ原もそうであった。谷筋から小屋上の急斜面に降りるとパウダーが待っていたが視界が無いので楽しめなかった。
甚之助小屋から少し高度を下げると視界が開けた、これでパウダーを楽しめる、季節外れの寒気がうれしい、頑張ったご褒美です。視界があればあっという間に別当に到着、1本橋の上には積雪があった。慎重に渡り休憩舎に行くときれいに除雪されていた道路には15センチほどの新雪が積もっていた。チャリをしばらく手押しして斜度が付いたところでまたがり慎重に下った。市ノ瀬まで来ると5センチ程度で雪も止んだ。
止み間のうちにぶっ飛ばして帰ろう、発電所まで来ると積雪はなかった。何だかチャリが重たい、変な音も聞こえるが先を急ぐ。白峰手前で雨が降りだしたそして白峰手前でパンクに気付いた。多分積雪路で石を踏んだからだろう。このタイミングでよかった、これもお参りの効果だろう。
ずぶ濡れになる前にゲートに到着、体力づくりと地獄を堪能できてよい休日でした。
夜が明けてもホワイトアウトで何も見えない。
猛吹雪。
山頂は地獄1丁目。
4メートル先のパクが見えない。
荷物が飛ばされないように滑降準備をする。
室堂は雪が増えていた。
甚之助下で視界が開けた。
タマランチ会長。
ダケカンバ。
悪天最高。
雪が止まない。
春なのに…。
マジですか。