別山と白山周回           戻る


メンバー 僕、ガンちゃん、パク


2019年3月9日

白峰2:20~市ノ瀬3:20~尾根取付き3:56~油池5:33~チブリ尾根避難小屋6:51~別山8:28~32~油坂の頭9:39~赤谷10:00~
展望尾根~白山山頂12:25~42~滑降~甚之助13:09~別当出合13:26~市ノ瀬14:14~白峰14:35



今日は土曜日休みの友の会3人で、白峰からチャリを漕いでチブリンを登って別山に行き、南竜経由で白山に行き砂防を滑って周回してきた。
この時期に行った人はいないだろう、賞味期限の短い別山だが3月上旬は全く問題なく快適に周回できた。

深夜2時半発の約束、最近は決戦ばかりで0時前後発が多かったけど今日はぐっすり眠れた。深夜2時に白峰ゲートに着くとガンちゃんはもう準備をしていた、そして安定のフライングスタートしていった。さっさと準備をして2:20にスタート、路面の凍結に気を付けながらガシガシ漕いで行く。今年は雪が少ないから路面に流れ出る雪解け水も少なく凍結個所は少なかった。気温も高いのでカチカチに凍結することもないんだろう。

百万貫岩を過ぎたあたりでガンちゃんをかわし1時間で市ノ瀬に着いた。除雪がバッチリなので白山は近い山になりました。雪の少ない市ノ瀬でチャリをデポしてスキーでスタート、降雪があったので歩きやすかった。林道を進んでいき取付きやすそうな所から尾根を登っていく。尾根は新雪のブーツラッセル程か、トラバース気味に油池を目指して登っていった。油池はもちろん雪の下、いつかは見てみたい池です。

池を過ぎたあたりから空は明るくなりだす、スタートが遅かったので暗闇時間は短かった。尾根に登り上げしばらく進んで高度を上げると白山が見えてハッピーだった。今日の狙いは赤く染まる白山を見る事だった。ちょうど良い感じの所で夜が明けて白山が照らされた、読み通りでした。正面には避難小屋と別山の稜線が見えていた。ラッセルがきつくなる、今週も厳冬期のようなっている。

小屋について休憩した、風がないから中に入らなかった。上部は雪煙が舞い上がりプチ地獄か、はい、そうでした。。。顔が痛いしサングラスをかけてネックウォーマーも装着したら大丈夫、もう厳冬期のような地獄はない。それにしても日陰のチブリンは寒い、やっと稜線に登り上げると太陽とご対面、風は更に強いが今の時期の太陽は暖かい。とりあえず寄り道だけど別山のピークに行く、僕らのスタイルは必ずピークをゲットしないと敗退になってしまう。

別山山頂で記念写真を撮る。360度の展望、あのオートルートの時は地獄1丁目で視界どころか命もヤバかったな。遥か先まで見える石徹白までの尾根、パクと2人で涙が出てきた。しかし2度目はない。さあ、白山に行こう。この前は視界がなかったのでよく分からなかったけど結構アップダウンがある。作戦会議を開いてシールのまま油坂の頭まで行くことにした。トラバースもラッセル、小さな登りはカニ歩き…。シールのまま滑降してサックと登り上げたほうが体力温存になる。

苦しむことなく頭に着いた、作戦は大正解であった。ここでシールを剝がして赤谷に滑り込む。案の定モナカだったので谷にエントリーして赤谷に滑り込んだ。ここから標高差700mの白山山頂へ、どうせなら展望尾根を登ろう。暑くて薄着にしたがやっぱ上部は風地獄、顔が痛くなったのでまた防寒でした。いつもの肩のルートは暴風が吹き荒れていたので室堂側の斜面から山頂に行った。そしてスタートから10時間で山頂に着いた、厳冬期の白峰からの時間とほぼ同じ、甘くはなかった。

写真撮ってお参りして滑降準備、山頂部は前回より雪が増えている。余裕で山頂からダイビング、滑りやすい雪でスプレーをまき散らす、至福のひと時です。あっという間に室堂に着いた、室堂も雪が増えている。弥陀ヶ原からエコーラインに行かずに甚之助からの直登ルンゼにエントリーした、雪が多いから快適だけど次第にモナカになったので斜滑降で滑る。大斜面を大きく使い高度を下げる、とんでもない発想だが足の負担が全くなかった。

甚之助下の斜面も大きく使い右へ左へ…中飯場の上辺りからザラメになりターンが出来たから快適であった。山頂から僅か40分ちょいで別当に到着、これぞ山スキーの醍醐味、最高でした。別当は雪が減少している、吊り橋を渡り林道漕ぎが始まる。みんなまだ来てないがラッセルして行こ。
直ぐにツボ足2人組を抜く、一泊で山頂に行ったそうで読者さんでした。頑張って歩いてください。

辛抱の林道漕ぎが終わった、皆は楽して降りれるだろう。それにしても最後の修業はいつも辛い…、たまに楽をしたいな。市ノ瀬からはチャリで自動運転、近くなった白山に感謝です。終わってみれば12時間ほどの別山と白山の周回、満足の土曜日でした。。


明るくなった。

チブリンは白山展望尾根。

染まる白山。

ガンちゃんうっとりする。

チブリ小屋が見えた。

最後の急登。

別山見えた。

天国だ。

着いたぜ。

オートルートの稜線を見て泣いた。

白山に行く。

近寄る白山。

遠ざかる別山。

赤谷に滑り込む。

ケビンが埋まっている。

人はいない。

飛行場。

展望尾根から振り返る。

ブリザード。

山頂をとらえた。

もうちょい。

ベイビー。

ボッチ写真。

山頂から滑降。

スプレー。

速攻。

会長も満足。