笠ヶ岳 穴毛谷遡行周回           戻る


メンバー 僕、YSHRさん、ガンちゃん、なにわ君


2018年8月5日

新穂~穴毛谷~杓子平~笠ヶ岳~クリヤ谷周回



新穂1:00~穴毛谷入渓1:20~四ノ沢出合2:47~五ノ沢出合3:39~穴毛大滝3:55~4:20~巻き~本谷合流5:38~杓子平の池6:10~
稜線登山道合流7:18~笠ヶ岳山荘下8:12~笠ヶ岳山頂8:35~45~クリヤの頭10:03~錫杖沢出合11:20~登山口11:56


今日は4人で笠ヶ岳の穴毛谷遡行周回に出かけた。久しぶりの4人集合、ガンちゃんもなにわ君も初心者だが僕とYSHRさんがいるので安心していきましょう。深夜0時半に中尾温泉口の駐車場に集合、僕の車に皆乗り込み新穂へ向かう。登山者専用駐車場に車を止めていざ出発だ。

月明りで明るい夜、そして涼しいのでうれしいな。酷暑の今年は深夜発の沢に限る。ガシガシ歩いて水の流れていない穴毛谷に入渓、巨大堰堤をいくつも越えていく。二ノ沢出合辺りから水が出てきた。水は冷たくて気持ちがいい、みんな足取りが軽くドンドン進んでいく。調子のよいなにわ君はかなり飛ばし気味で濡れながら流れに逆らい登っていく。何だか人生の転換期で禊ぎをしたいらしい。

途中で休憩を挟みながら進み五ノ沢手前で巨大雪渓が現れた。崩落が激しくヤバい雰囲気、暗いので良く見えない。よじ登ったり、へつったり、逆戻りしたり、苦労して越えた。そして出会いを過ぎると雪渓が無くなり快適になった。今年は雪が多かったので雪崩も半端ではなかったのだろう。
しばらく進み穴毛大滝が見えてきたので休憩する、見えたと言っても周りは真っ暗なので写真も撮れないから大休憩をした。

空が白んできたのでスタート、写真がうまく撮れません。まあいいか先を進もう、左岸側のがれ場を登っていく。やがて明るくなりもう問題ないが滝ははるか下になっていた。浮石だらけのがれ場は歩きにくくなにわ君は滑ってコケていた、まあ大丈夫だろう。
がれ場を上り詰めて藪を漕いでトラバースする。意外に長いトラバースだったけどうまい事本谷に合流した。もう核心は終わり後はルンルン気分で行くだけだ。とりあえず杓子平の池を目指す、気温も上がり暑くなってきたので池に浸かってなにわ君は禊ぎをするらしい。

水も細くなり源頭部の雰囲気がよい、沢の醍醐味でしょうか。やがて草原になり開けた所で池を発見…晴天続きで干からびていた。禊ぎが出来ずに残念でした。ここから稜線までは素晴らしい景色だ。まるで黒部五郎のカールにいるような感じ、笠ヶ岳でもこんな景観があったんだ、素晴らしい。
写真を撮りあいながら登っていく、稜線には多くの登山者が歩いているのが見えた。
素晴らしい草原を上り詰め稜線に這い上がった、ここで遡行は終了。ここからは普通の登山になる。暑いけど気合を入れていきましょう。

風が心地よく稜線歩きが楽しい、正面の笠ヶ岳がドンドン近寄ってくる。人は多いが夏山シーズンなので仕方ない、白山の大渋滞に比べれば全然静かです。山荘手前の雪渓でヘルメットに雪を詰め込み正しい使い方をして山頂に行く、頭も体もひんやり気持ちがよい。もっと早くこの使い方をしていればよかった。さあ誰もいない山頂へゴール、7時間ちょいで着きました、みんなハイペースで頑張りました、やっぱ速攻遡行は良い。

写真を撮って休憩して帰ろう。ここからクリヤ谷は長い下山路となる。下山して間もなくなにわ君の様子がおかしい、足が痙攣しているようだ。いつものように魔の下山ですか、山はペース配分が大事です。ゆっくり降りるから頑張ってきてください。
高度が下がると暑くなる、水場で水分補給をしたっぷり飲んだ。ゴールまで先は長い、暑い、苦しい、なにわ君は悲鳴をあげながら遅れだしてきた。
高度が下がり沢沿いの登山道を行くが沢は枯れていて水が流れていなかった。錫杖沢出合も水がなかった。

地獄の下山もピークに達した時にやっと渡渉点に着いた、たまらずガンちゃんは水の中へザブン、水風呂です。元気が出たら下山開始、昼ちょっと前に登山口に降り立った。なにわ君は来ないが車を回収して来よう。戻ってきてもまだいない…1時間遅れで下山した。
終わってみればぐるっと周回11時間、楽しい周回でした。

雪渓が出てきた。

勘弁してください。

雪渓を乗り越えたら大滝が見えた。

微妙な写真。

明るくなる頃には、はるか下に大滝。

がれ場でなにわ君がコケた。

五ノ沢出合の巨大雪渓。

藪を漕いでトラバースする。

本谷に合流した。

遡行開始。

源頭部。

沢登りの醍醐味。

枯れた池と笠ヶ岳。

別天地。

振り返る。

笠ヶ岳の新名所。

もうちょいで稜線。

稜線と抜戸岳。

壮大な笠ヶ岳。

近づく。

もうちょい。

あそこだ。

記念写真。

ガンちゃんの水風呂。