白山 地獄谷~ゾロ谷遡行周回 戻る
2018年8月26日
地獄谷~ゾロ谷
平瀬道の駅2:32~登山口3:43~地獄谷林道~入渓4:31~ゾロ谷分岐5:17~稜線8:20~白山山頂9:00~平瀬道~登山口10:35~
平瀬道の駅11:14
今日は8月最終の日曜日、まだ白山に今月のお参りをしていなかったので行くしかない、もちろん沢から。深夜発で午前中には帰還した。
まだ国道が通行止めなので平瀬道の駅には車が少なかった、仮眠していこう。白山公園線は前日からまた通行止めになっているのでチャリで行くしかない。今日も平瀬からチャリ瀬です。
登攀具はいらないから幾分荷物は軽い、ガシガシ漕いで行き1時間11分で登山口に着いた。汗びっしょりだけど涼しい空気なので全く苦しくなかった。登山口でチャリをデポしてここから沢靴を履いて地獄谷に向かう。数日前の台風の爪痕か、倒木が多く枝もそこらじゅうに落ちていた。4時半、暗い地獄谷に入渓する。水量が少なく快適、温泉が混ざっているのか水は冷たくない。そして硫化水素臭がきつい。
快適に登り夜が明けるころに硫気孔があるであろう場所で休憩した。温泉地にきているような臭気は嫌ではない。休憩したら行きます、早くもゾロ谷分岐に着きゾロ谷に入っていく。谷は狭くなり両岸の壁がせりあがってくる頃に雪渓が現れた。今年は暑いので少ないかと思っていたがビッシリと谷を埋め尽くしていた。途中いくつものクレパスがあり緊張が走る、まるで池ノ谷のようだ。
際どい一本橋の雪渓も乗り越え標高が2000mを超えると雪渓が無くなり安堵した。ここから急峻な谷になり際どいトラバースやがれ場が続く、滑落に気を付け核心を突破すると水が細くなりがれ場の世界となる。落石をおこしながら進んでいく、後続がいたら危ないぞ。振り返ると雲海の上から御嶽山と乗鞍岳が頭を出していた。がれ場が終わると草地が広がり天国となった、しかしすぐにハイ松帯となり登山道の合流した。
稜線に上がると風が強い、視界があるのでまだいいか。山頂部の西面に出ると強風とガスだった、心地よく気持ちがよい。山はもう秋です。相変わらず人が多い山頂に到着してお参りを済ませた。さてすぐに帰ろう、静かな山のほうがいい。平瀬道に入ると静かになった。帰りはダッシュです。笹藪も仮払われていて整備されていた。樹林帯に入ると登山道をふさぐ倒木が多くなってきた。根こそぎ倒れている物もあった、冬の季節風にも耐えているブナの木が見事に倒れている。台風の風は凄まじいものだったのだろう。
登山口に降り立ち水浴びをした。スッキリしたらチャリで帰るだけ。頑張って漕いだ分帰りは最高、チャリ瀬バンザイ。
暗闇の地獄谷。
朝が来た。
硫気孔付近。
ゾロ谷とヤケ谷の分岐。
アドベンチャー。
ワクワクする。
自然の芸術。
クレパス注意。
雪渓を行く。
どこまでも続く。
一本橋。
ここが核心。
行くしかない。
振り返る。
あそこを乗り越える。
地獄の後の天国。
白山ロックオン。
賽の河原。
ガスと人混み。
巨木が真っ二つ。
平瀬バンザイ。
チャリ瀬バンザイ。