立山ワンデイ         戻る


メンバー 僕、YSHRさん、スズケン、カリスマ君、なにわ君

2017年12月3日

立山駅23:30~美女平1:00~滝見台2:40~弥陀ヶ原6:20~天狗平7:30~室堂8:10~一ノ越9:45~10:13~雄山山頂11:26~57~
山崎カール滑降~室堂12:30~追分13:26~滝見台2:00~美女平2:20~立山駅3:30



今日はビッグデイ。貴重な休みと晴れが重なれば行くしかない。深夜0時発の約束でなにわ君とスズケンと相棒のカリスマ君とガンちゃんの6名で行く予定だった。気合が入りすぎて11時前にYSHRさんと僕が到着、他は23時過ぎだった。23時半に皆準備ができて出発しようとしたがガンちゃんまだ来てない。まあ先ラッセルしていれば追いつくだろうと連絡入れて出発した。

夏道の急登を登る、スーパーファットが重すぎる。ガシガシ登って美女平に着き約1㎞程アルペンルートをツボで進んだ所からシール歩行を開始した。うんざりするほどの長い道のり、先頭を交代しながら進む、ラッキーなことに昨日の単独者のトレースがうっすら残っていた。眠い、つらい、寒い…。暗闇の時間が拷問のようだ。眠すぎて皆から遅れることもあった、なにわ君もだ。

暗闇の中弥陀ヶ原に到着、昨日のトレースはまだ残っている。ここから道路を外れ旧道方面に伸びていたので後を追う。やがて暗闇から解放された、実に7時間も暗闇を行動していた。明るくなると眠気も覚め元気が出てきた。トレースは少し上で終わっている、単独でここまでよく頑張ったもんだ。さてラッセルだ、スズケンがルート工作するが怪しいので僕が代わりに作っていく。完璧だ、帰りは楽できるぞ。

天狗からまた道沿いに室堂へ向かう、大日、剣、立山がドン。これを見たかったのだ。天狗から上は樹林も埋まり白一色の世界、たまらん…。元気がまた出てきた。しかし疲労も出てきている。さあガンバ。室堂のターミナルで風を凌ぎ休憩、人と動物の気配は全くない。ここから一ノ越までまたルート工作をする、クトーも装着してガシガシ登る。猛烈な風が吹く一の越に着き小屋の裏で山頂アタックの準備をする。重いスキーを担ぎ岩と氷の急斜面を登る。

スズケンとカリスマ君がどんどん先に行く、調子がよさそうだ。なにわ君はどんどん遅れていく、いつもの調子だ。風が凄い、顔痛い、でも頑張る。登りの途中でアイゼンが何度も外れ結構ヤバかった。ネジ一個分ずれていた…反省です。寒い山頂に着きお参りと記念写真を撮る。なにわ君はまだ来ない。山頂で待つのは寒すぎだが置いていくわけにいかない。20分遅れで到着した。みんな揃ったら山頂から滑降だ。

YSHRさんと僕は華麗に滑る、スズケンはコケた、カリスマ君はビビッてツボで降りる、なにわ君は逆さまになりコケた。でもみんな無事、山崎カールを滑り込もう。パウダーが極上だ、これぞマンダム、皆にっこり…。あっという間に室堂に着いた。12時間かけて登った雄山からの滑降はもうおしまい。あとはトレースに乗りアルペンルートを下る。しかし甘かった、室堂から天狗原までのトレースが風で消えている、さあスズケン、ラッセルだ。

トレースがまた出てきたら後は乗っかりボブスレー、快適だった。終わってみれば16時間の完全燃焼。ビッグデイ最高!
そうそうガンちゃんは1700mまで追いかけてきたが、ビーコン忘れたと敗退。次はいつだろう、チャンスは直ぐに逃げてゆく、、、


暗闇から解放。

朝が来た。

剣が見え出した。

立山へ行進。

剣がかっこいい。

気合が入ってくる。

雪に埋もれる。

一ノ越へ。

振り返る。

風が凄い。

山頂へアタック。

なにわ君頑張れ。

もうすぐピーク。

美しい。

着いたぜ。

山頂からGO。

カールへ飛び込む。

パウ。

天空の滑降。

振り返る。

さらば。

帰りはボブスレー。