剱岳 大窓周回        戻る



メンバー 僕、YSHRさん、あんちゃん、ガンちゃん、パク

2018年4月1日


伊折ゲート23:40~馬場島0:10~20~立山川~東大谷出合2:18~室堂乗越4:32~劔御前小屋5:54~6:16~滑降~近藤岩6:51~7:11
~登り返し~池の平小屋8:27~40~滑降~小黒部谷二俣8:50~9:00~登り返し~大窓10:05~27~滑降~タカノスワタリ11:05~
馬場島11:37~伊折ゲート11:56


今日は年に一度の剱岳周回の日。小窓も候補にあったけどガツンと大窓周回でしょう…行くしかない。例年はGWに決行しているが最近ではビッグ山行の決戦の日が早まってきている。深夜23時に伊折ゲートに着いた、睡眠時間は2時間、週末はこんなもんでしょう。準備をして仲良く5人でチャリを漕いでいく。馬場島まで除雪済みでした、とても助かります。激坂をガシガシ漕いでひと汗かく、ガンちゃんはチャリに慣れてないので遅れて到着した。

スキーを履いて立山川に向かう、満月だが雲に隠れている。それでもまあまあ明るかった。YSHRさんが先頭で引っ張っていく、えらく早いペースだ。先週はオートルートと別山に行っているのに疲労が溜まっていないのだろうか、、、僕とYSHRさん以外は初周回、パクは初劔です。
1時間ごとに休憩して高度を稼いでいく、雪が多いので歩きやすかった。暗いながらも稜線が見えてきた、クトーを着けて急斜面を登っていく。下が見えなかったからパクも安心していた。怖いものは見ないほうがよい。

暗闇の中室堂乗越に着いた、いつもなら奥大日に朝日が当たっているのですが…。ライチョウも驚いて逃げてゆく。稜線を剣御前小屋目指して登っていく、途中で明るくなり夜が明けた。眠気も吹っ飛び元気も出てくる。はい、小屋に着きました、風が強くて寒いが劔がドン。パクは初めて見るので興奮していた。小屋横で滑降準備をして劔沢を滑ります。写真を撮りあいドンドン落ちていく、平蔵も長次郎もデブリが少なく快適そうだった。しかし稜線には雪がたっぷり残っていた、いずれ落ちてデブリとなるだろう。あっという間に近藤岩に到着、ここでシールを貼り池の平小屋まで460mの登り返しです。

雲が取れて太陽が当たりだす、暑いっす。カッパ脱いで登っていく。結構きついけど頑張って登っていく、小屋の手前の平の池の平坦地は劔とは思えない真っ白な別世界になっていた。ここから眺める八ツ峰は絶景でした。小屋は雪の下で見当たらない。ここで滑降準備をして二俣まで滑り込む。上部はモナカとカチカチのミックスで非常に滑りにくかったけど下部は快適なザラメでした。僅か10分で到着し再びシールを貼る。
さて最後の登り、大窓まで標高差655mです。気温も上がってきているので雪崩に気を付け行く。落ちてきたら終わりだろう。

登りの中ほどにはデブリが堆積していた、まだ新しそうだった。暑くて登りにくくて汗も滴り落ちる、試練以外何物でもない。約1時間の登りで大窓の巨大雪庇下まで来た。雪が多いので意外にあっさりと登り上げることができた。さて皆を待とう…、ガンちゃんとあんちゃんは足が売り切れているようでかなり遅れて到着した。さあもう滑るだけ、ご褒美のコーラーを飲み干し滑降準備をする。雪の多い小窓尾根がきれいだ。雪も緩みデブリのない大窓斜面は超快適、でも西仙人谷出合から下はデブリランドです。それでもGWに比べればマシだろう。

雪割れもなく苦労せずに取水口に到着、雪の繋がっている所から対岸に渡り林道を滑っていく。林道も雪が豊富でほぼ自動運転、苦労することはなかった。馬場島の試練と憧れの石碑で記念写真撮ってチャリを回収する。馬場島の派出所から警備隊の方が出てきてジュースをご馳走してくれた。ありがとうございます。チャリにまたがりダッシュです、ロードのパクにぶち抜かれたけど昼前に伊折ゲートに到着した。
もう劔周回は午前下山が定番です、そして雪が多く残る早い時期が快適でした。いやいや、条件が悪ければ危険極まりないです。今日も完全燃焼。

稜線なのにまだ真っ暗。

やっと明るくなってきた。

貸し切りなのがうれしい。

剣御前小屋でパクが興奮する。

剱岳本峰見て興奮していた。

定番写真。

劔沢最高。

振り返る。

高度は落ちていく。

長次郎谷はデブリもなくスベスベ。

近藤岩から池の平小屋に登り返す。

地獄軍団が行く。

雪と岩のコラボ。

平の池は別世界。

裏八ツ峰。

二俣へ滑り込む。

二俣から大窓へ登り返す。

デブリの登行はしんどい。

中央から登り上げる。

ご褒美のコーラー。

大窓からGO。

小窓尾根をバックに。

馬場島まで雪が繋がっている。

振り返る。

デブリを攻略。

試練でした。

お疲れ様。