鳥海山 鳥越川遡行周回        戻る


メンバー 僕


2017年8月16日


中島台~獅子ヶ鼻湿原~鳥越川遡行~鳥海山~鳥海ブルーライン~中島台

中島台2:30(450m)~大水場4:55(940m)~鳥越川遡行~標高1250m6:50~登山道合流8:35(1800m)~8:50~鳥海山山頂9:29(2236m)~10:00~鳥海湖10:43~(1600m)鉾立ブルーライン駐車場11:30(1150m)~チャリ~中島台12:40


東北遠征最終日、ガツンと鳥海山の沢に行く。鳥越川を遡行して周回する記録はおそらくないだろう。チャリを鳥海山ブルーライン鉾立の駐車場にデポして中島台からスタートする。今日も涼しい夜だ、暗闇の獅子ヶ鼻湿原は木道が整備され迷うことはないがGPSが頼りです。湿原から林道に行き沢沿いの登山道を行く。

アップダウンを繰り返しやっと大水場に到着、もう空は明るい。ここで休憩しいよいよ鳥越川に入る。白く濁った水は温泉成分を含んでいるのだろうか、石がぬるぬるで滑る。何度も転びそうになる、一歩ずつ慎重に歩くので時間がかかる、こんな沢は初めてだ。しかしそれも最初の30分くらいで上流はグリップがよかった。

なだらかな流れ、赤く色着いた岩、滝もなく快適な沢です。正面に鳥海山が見える、振り返ると日本海、もう最高ですな。標高1200mから1300mは北面大地のゆるい傾斜になりドーンと視界が広がった。遥か稜線も見えテンション上がるが両岸からの樹木が沢を覆いつくし非常に歩きにくい。藪漕ぎと同じだ。

我慢の遡行が続くが台地を抜け斜度が出てくると解放された。さあドンドン行こう、同じ川幅の枝沢が多く樹林で先が見えず何度か迷った。どうやら本流は水が流れていない沢のようだ。カラ沢を行く、標高が上がると雪渓が出てきた。もう稜線は近い。そしてお花畑が出てきてパラダイスとなる。

振り返ると海岸線と水平線が見え感動する、海が見える山はよいもんです。がれ場の急登を登り藪を漕いで稜線に登り上げた。風が心地よいがガスで視界がない。ここでシューズに履き替え山頂の新山に行く。ハイペースで登山者をごぼう抜きする。視界がなく黙々と登るだけ。そしてスタートから7時間、山頂に着きました、達成感があります。

休憩して写真撮ったら走ろう、帰りもごぼう抜き。あっという間に登り上げた稜線に着きデポしておいた沢靴と登攀具をザックに詰め込む。重いがダッシュ。象潟コースを下り鉾立の駐車場に着いた。ここから中島台まで25kmのチャリです。ブルーラインの下りは超快適、海を見ながら走る。

約10kmの下りはあっという間で残り10kmは登りになる。暑くて苦しい、これが核心か、脱水の体から汗が絞り出てくる。もうフラフラ状態でやっと中島台に到着、頑張りました、完全燃焼です。終わってみればぐるっと周回10時間、東北山行の〆はきつかった。金沢に帰る500kmの運転もきつかった…。。。

快適。

赤い岩。

海が見えてきた。

温泉成分が湧き出ている。

気持ちいい。

山頂部。

台地は藪漕ぎ。

絶景。

お花畑。

雪渓が出てきた。

稜線に出た。

着いたぜベイビー。

鳥海湖。

記念写真。