鹿島槍ヶ岳南峰ダイレクト尾根       戻る


メンバー 僕、他


2017年5月7日


大田原〜北股本谷〜ダイレクト尾根〜南峰〜吊り尾根〜北股本谷〜大田原

大田原1:05〜西沢出合1:54〜ダイレクト尾根取付5:23〜南峰山頂8:48〜吊り尾根〜北股本谷下降9:43〜西沢出合11:23〜大田原11:55


剱岳から転進して鹿島槍ヶ岳に行く事にした。気合を入れて深夜に登山口に集合、今日も安全な時間帯に危険地帯を通過しよう。雪が無い林道を進む、やはりワンデイの荷物は軽くて良い、足は筋肉痛だがガンガン登って行くと途中から雪が出てきた。もう残雪の雪は歩きやすく1時間かからずに西沢出合に着いた。ここから北股本谷に入って行く。

巨大堰堤は雪が多いので全く苦労しない、スベスベ斜面を快適に歩いていく。ここは本当に北股本谷なのかって言うほど快適だったが本性がすぐに表れた、凄まじいデブリランドだ。暗闇なので恐怖感はないが池ノ谷ゴルジュと同じで暗くて良かった。デブリの通過は苦労する、ガシガシいけない。雪崩走路のスベスベ斜面を選びながら高度を上げて行く。

明るくなるころにデブリ地帯を抜け出した、正面にはダイレクト尾根が見えている。急斜面になるのでアイゼンとハーネスを装着する。しばらく行くと尾根の末端に到着した、さてどこから行こうか左に回りこめば弱点を突き快適に行けそうだが、あえて厳しそうな右側の岩壁から取り付く。ウーン厳しい、岩がもろく雪も不安定、後悔したがあとの祭り。行くしかない。

核心が一か所、落ちたら北股本谷の餌食になってしまう。ここはロープを出して安全に通過した。さらに際どいルートが続きやっと尾根上の雪原に登り上げた、ここは快適だがラッセルとなる。ドンドン登りまた岩場、慎重によじ登りハイマツ帯となる。ハイマツ地獄に苦しみ最後の雪壁の登りだ。隣に北峰が見える、絶景だ。早く剱が見たいと思ったらガスってきた。これも試練の一つなのか、こんな試練はいらない。

さて山頂はすぐそこ、息を切らし登り上げると山頂はガスが無い。神様ありがとう、しかし風がメチャ強く寒い。標柱はかろうじて頭を出し、その向こうに剱がドン、振り返ると五竜がドン。頑張って良かった。記念写真撮ったら下降開始、吊り尾根へと移動する。氷の岩場が嫌らしい、雪壁はカチカチでスリップしたら終わり。慎重に下降し吊り尾根から北股本谷に回り込むと風が無くなった。

出だしは超急斜面、スキーなら全く問題ないがツボ足は苦労する。バックステップで行けるが2人にはロープで降りてもらう、スノーバーを打ち込み支点を設置し50mのロープダウン。3回繰り返し150m下降した。ここまで下りれば大丈夫、ロープを
閉まってダッシュしよう。気温が上がってきてるのでヤバいぞ。落石に落氷がビュンビュン落ちてくる、デブリの末端まで休憩なしで駆け下りた、やはり逃げ足は早かった。

大休憩したらアイゼン外しもう一度デブリ帯を駆け下り巨大堰堤の安全地帯にたどり着いた。大きな雪庇が崩れ落ち無くて良かった…。さあ後は林道歩き、午前中に帰れるだろうか、ダッシュしよう。汗をかきながら駐車場にたどり着く、昼前に無事帰還できた。駐車場には僕以外の車が無い、今日の鹿島槍ヶ岳は完全貸切だったんだ。なんだかうれしくなった。終わってみれば11時間のバリエーションルート、GWの〆にちょうどよい山行でした。

ダイレクト尾根末端、明るくなるころ危険地帯を通過。

朝が来た。

さてどこから登ろうか。

トラバースはいやらしい。

ここはロープを出した。

核心を突破。

山頂を目指す。

第2の核心。

落ちたら終わり。

着いたぜベイビー。

剱ドン。

五竜ドン。

冷池方面。

吊り尾根から下降する。

ダイレクト尾根の横をドンドン降りて行く。

危険地帯に突入。

怖い。

逃げ足は速い。

安全地帯に到着。