丸石谷遡行 百四丈滝から加賀禅定道周回 戻る
メンバー 僕、他
2017年7月23日
ハライ谷登山口〜丸石谷〜加賀禅周回
ハライ谷登山口2:20〜新岩間温泉ゲート2:40〜林道終点4:10〜4:30〜入渓〜黒滝巻き開始6:23〜終了7:20〜百四丈滝7:40〜8:00〜登り返し〜藪漕ぎ〜稜線9:17〜奥長倉避難小屋10:00〜
しかり場11:00〜ハライ谷登山口11:45
今日も気合を入れて沢に行く、若者も参加して2人で百四丈滝巡りだ。天気予報は最悪だが朝まで雨が降らない予報、速攻で行くしかない、勝負は午前の早い時間だ。深夜2:20にハライ谷登山口からチャリでスタートする、ガシガシ漕いで20分で新岩間温泉のゲートに着いた。トイレ裏にチャリをデポして丸石谷林道を行く。工事用の林道だがきれいに整備され歩きやすい、暗闇の中ひたすら終点目指して黙々と歩く。
1時間半歩いてやっと終点に来た、ここで休憩して沢靴に履き替える。やがて明るくなり気合を入れ直して入渓する。禅定道から見えていた丸石谷は河原が広く見えていたけど実際はもっと広く感じた。巨大堰堤を2つ超えて行く、堰堤上も広い河原で歩きやすい。やがて巨岩の谷になり急登になる。遥か上に大倉山の鞍部が見えていた、帰りにここを登り返せば楽だけど黒滝はまだ先なのでここは使えない。
谷が狭まると雪渓が出てきた、雪渓のトンネルをくぐると黒滝の手前に来た。巻開始、崖を登り草付もウィペットを突き刺し登って行く、藪をかき分け随分と登らされた。際どくトラバースして谷筋を下降すれば滝上に出た、実に100m程登っただろうか、1時間もかかってしまった。黒滝を巻けば百四丈滝は近い、滝上からはまた谷が開けて広い、遠くに雪渓が見えだした。雪渓に近づくと百四丈滝の上部が見えだした。テンションMAX、もうすぐ会える。しかし雨が降りだした。
近づくにつれド迫力の滝に圧巻される、厳冬期より圧倒的に水量が多い。90m上から落ちてくる水は形を変えながら勢いよく滝壺に落ちてくる。頑張って良かった、これを見たかったのだ。写真いっぱい撮ったら帰ろう、と言うか雨ヤバイから逃げよう。小さい沢が流れていたのでそこを登って行こう。結構快適、禅定道目指して350mの登り返しだ。ドンドン登り振り返ると百四丈滝の落ち口が遥か下になっていた、このまま稜線まで沢があればいいな…。甘くなかった、、、
残り標高差150mで沢が無くなり激藪になる。若者は初体験なので自称藪漕ぎの神様の僕が藪を漕いであげよう。ラッセルするようにルートを切り開いて行く、藪はさらに濃くなっていき体力が奪われる、、キツイ、こんなん初めて、ここは藪地獄の1丁目でしょうか。激藪に岩峰が立ちはだかりもう帰りたい…しかし帰れない、行くしかないとは正にこの状況の事だ。標高差150mの藪を漕いで稜線に出るとほんと嬉しかった、核心はここだったな。
さあ後は加賀禅を下るだけ、相変わらず雨が降り風が強く寒いからダッシュです。しかし沢靴は滑るし怖い、奥長倉避難小屋でシューズに履き替え下山開始、あっという間に足がまた濡れた。もう土砂降りになってきたが暑い体にはシャワーのようで気持ちが良い。小屋から1時間半でハライ谷登山口に到着、着替えたらチャリを回収しよう。終わってみればぐるっと周回26kmの沢と激藪漕ぎの思い出に残る山行でした。
堰堤を越えて行く。
暑いから水に突進だ。
でっけー。
雰囲気出てきた。
雪渓トンネル。
落差30mの黒滝。
見えてきた。
大迫力。
登り返し。
激藪。
稜線でた。