谷川岳 西黒尾根滑降(1977m)       戻る


メンバー 僕 YSHRさん ぱくみん


2016年12月31日


西黒尾根〜オキの耳往復


谷川岳駐車場2:45〜西黒尾根〜ラクダのコル5:53〜肩の小屋7:35〜49〜トマノ耳8:03〜オキノ耳8:20〜滑降〜ラクダのコブ鎖場9:26〜駐車場9:57


前夜に立体駐車場に入り車中泊、屋根が付いているととってもあったかいから爆睡できた。深夜に勝手に目が覚めるとちょうどアラームが鳴った、気合が入っていると目覚めがイイのだ。深夜2:45に駐車場を出発、道路は積雪がすぐにスキーを履けた。林道のゲートをくぐりショートカットすると西黒尾根の登山口だ。前日のトレースがあるがツボ足トレースなのであまり役に立たない。パクに頑張ってもらおう。

急登の尾根はパクが苦戦、たまに先頭を変わる。ツボトレースは鉄塔で終了、散歩に来たんだな。しばらく進むともうどこでも歩けパクにスイッチが入った。いいペースでドンドン高度が上がって行く、勢いありすぎて雪庇と共にパクが落ちた。幸い崖ではなかったので大丈夫だったが雪の塊の下敷きになったらヤバかっただろう。気を取り直してラッセル開始、雪庇には気を付けよう。

あまりにも早いペースなので真っ暗なうちに核心のラクダに来てしまった、ここはナイフリッジに鎖場の連続だ。パクがビビって先頭を譲ってくれた、僕もイヤだな。張りだした雪庇に注意しながらルートを作って行く、まあこの前の戸隠山の蟻の戸渡りより易しいな。最後の鎖場は板を担いで突破し後はスキーで登って行く。ラクダのコルを過ぎると急登の大雪面となる、雪崩の危険がありここもパクが先頭を譲る。今度はYSHRさんがルートを作って行く。

やがて明るくなり後方から朝日が昇ってきた、感動の瞬間です。白い雪が赤く染まる夜中に歩き出してよかった。ザンゲ岩辺りを過ぎるとまた細い尾根になってくる。風も出てきた。山頂部は寒そうだ。正面に天狗尾根が見えてきた、肩までもうちょい、ガシガシ登り肩に乗り上げた。肩から上は暴風、すぐさま避難小屋に逃げ込む。ちょうど出発する単独行がいた、西黒から登りこの時間にくるなんて…と驚いていた。

防寒対策してまずはトマノ耳へ行き写真を撮る、地獄風だが最高峰のオキノ耳へ行く。吹きっさらしだが諦めない、そして到着。地獄だが達成感がある。すぐに滑降準備して逃げよう、東の空は関東平野、晴れてますね。ちょうど谷川が地獄堺なんだろう。スキーは早いあっという間に鎖場に到着。雪も付いているので板で行きましょう、パクはまたビビってヘリ呼びたい…だって。核心抜ければ登山口まであっという間。7時間の西黒尾根でした。

危なかったね。

暗闇の核心部。

先頭を譲るパク。

来たぞ。

幻想的だ。

言葉が出ない。

トマノ耳。

地獄だベイビー。

オキノ耳もゲット。

東の空は快晴。

山頂からGO.

早い。

さらば。

行きます。

大人の遊び。

ヘリ呼びたい。