厳冬期 四塚山(2519m)と百四丈滝        戻る


メンバー 僕、サブちゃん


2017年2月4日


一里野〜加賀禅定道〜四塚山〜百四丈滝〜ハライ谷


一里野スキー場0:00〜ゲレンデトップ0:45〜しかり場巻き2:30〜長倉鞍部4:10〜奥長倉避難小屋4:51〜5:20〜美女の頭6:40〜天池7:18〜四塚山9:32〜滑降〜登り返し〜天池10:50〜滑降〜百四丈滝11:10〜43〜登り返し
〜天池12:30〜滑降〜登り返し〜奥長倉避難小屋13:29〜しかり場2:20〜35〜ハライ谷〜一里野15:00

今日は晴れで仕事が休み、ビッグデイしかないでしょう。寝てる場合ではない、深夜0:00に一里野スキー場からサブちゃんとスタートした。気合が入っているのでペースが早い、ガシガシとゲレンデを登って行く。僅か45分でゲレンデトップに到着、水分摂ったらすぐにスタート、サブのロケットラッセルが始まった。標高が上がると雲がかかり小雪が降ってきた、しかし下界の夜景が見えるから山周辺だけ雲があるんだろう。

尾根を忠実に行き1500mのしかり場手前から巻きに入る、ここから僕の出番だ。ドカ雪のおかげで藪が少ないがラッセルがキツイ、まあ藪が無い方が良かろう。今日は口長倉を巻いて奥長倉は尾根を行く作戦にする。1時間40分かけてルート工作が終了、これで帰りは快適だろう。後ろを見るとサブちゃんがいない、何かトラブってるのか、仕方なく引き続き僕がラッセルして行く。アップダウンの尾根だが巻くより格段に速い、あらら5時前に奥長倉避難小屋着いてしまった。サブちゃんがやっと合流、滑落していたらしい。

中で休憩し出発、暗闇の美女坂を行く。いつもは明るいがペースが早いのでまだ真っ暗、雪庇と雪崩と滑落に注意しながら慎重に行く。頭の手前でやっと明るくなり始めた、氷化斜面はメチャ怖い、スリップしたらどこまで落ちるんだろう。台地に乗り上げると風が強く顔が痛い、ホワイトアウトでテンション下がる。でも行くしかない、すると日の出と同時に急速に雲が取れて行った。白山の神様は見捨ててなかったのだ。目の前に四塚山ドン!谷底には百四丈滝がドン!サブのテンションMAX.

谷にはガスがかかっている、ルートが見えずらい、協議の結果四塚山へ先に行く事にした。視界があればロケットラッセル、僕も頑張って着いていく。下りでは僕が追い越す、調子に乗っていたら雪庇が崩れた。ヤバかった…。長坂はいつもながら氷化斜面のミックスになる、クトーを付けて急登を登って行く、風も強くなる。前回は敗退しているが今日は地獄セットを持ってきているから大丈夫。スタートから9時間半後に山頂に着いた。前半戦の終了だ。

滑降準備して行こう。パウダー斜面を拾いながらあっという間に鞍部に到着、天池までの登り返しだ。まだ元気がある、サクッと登れば百四丈滝への滑降だ。純白の天池大斜面、手を合わせていただきます、、僕が最初にエントリー、雪崩ない事を確認してサブもGO。雄叫びを上げながらシュプールを描いていく。滝手前の急斜面は雪崩れやすいが今日は大丈夫、滝バックに滑降写真を撮り合う。

今年の氷壺はデカい、20mは超えている。サブ感動して泣いている。頑張って良かった、生きてて良かった。日本一の幸せ者だ。写真を沢山撮ったらもう帰ろう先は長いので長居は無用。準備していると上から単独行が滑ってきた。えーまじかよ!僕ら以外に変態がいるのか?話を聞くと読者の方で京都から毎週北陸に山スキーに来ているらしい。天池で滝の写真撮っていたら何か物体が見え、ズームすると人だと分かって滑降してきたらしい。そりゃ行くしかないですね。

単独で加賀禅来るなんて普通じゃありません、早速友達申請しました。3人で帰りましょう。サブのラッセルで天池まで登り返し美女坂の滑降だ、氷化斜面もほどよく緩み快適だった。今日3回目のシールで奥長倉を登り帰り鞍部までそのまま行く。
後は巻ルートなので快適、早かった。しかり場からハライ谷にエントリーする、ここも快適パウダーが残っていた。そしてスキーを脱ぐことなく一里野スキー場に到着。15時間の完全燃焼でした。加賀禅はやっぱり甘くない。。。

避難小屋は有難い。

暗闇の美女坂。

神様ありがとう。

先に四塚山いこか。

言葉が出ない。

風つよい。

チビモンスター。

雲上の男。

着いたぜベイビー。

上達したが課題も見つかったらしい。

激パウ。

自己満足。

言葉はいらない。

でかい。

記念写真。

さらば四塚山。