白山滑降3回目 戻る
メンバー僕 YSHRさん
2016年12月21日
白峰〜砂防〜エコーライン〜白山山頂往復
白峰ゲート0:00〜発電所手前チャリデポ0:58〜市ノ瀬1:53〜別当出合3:51〜4:25〜甚之助小屋6:54〜エコーライン〜弥陀ヶ原8:30〜室堂9:02〜山頂9:53〜10:22〜滑降〜甚之助小屋10:43〜別当出合11:36〜
市ノ瀬12:29〜デポ12:59〜白峰ゲート13:40
さあ今日も行くしかない。友情を守るために代休を取ってYSHRさんと白山だ。深夜0時に白峰発、もう厳冬期と同じ出発時刻でないと帰りが大変です。スズケン遅れて到着、先行ってるね。雪の残っている凍結路面は超危険、何度転んだのだろうか、ヤバい所は押し歩きするのでとても時間がかかる。それでも気合を入れて漕ぎ、発電所手前の積雪が増えた所でチャリをデポする。スズケンはやっと追い付いた。
シールを貼って3人で歩き出す。快晴の空だがあまり寒くない。一時間程で市ノ瀬に着き休憩、前回より雪が少なくなっている。先は長いので行きましょう、橋を渡ると日当たりのいい道路の雪が切れたり現れたりしている。最初のヘアピンはショートカットする、雪がねぇ。スキーを外し道路に這い上がる。ここでスズケンのポールの先端がない事に気づく、また下りて探しに行った。僕たちは先に行っているよ。
雪の切れている所はスキーを外し歩く、去年より深刻だ。標高が上がると雪がビッシリ、しかし前回より減っている。別当の休憩舎に着き栄養補給しスズケンを待つ、10分、20分、来ない、寒くなってきた、30分、もしかして道路から転落したんじゃない。YSHRさんが電話すると繋がった、生きていた。ポールが見つからず敗退だって、もう白峰に着いたとか…。連絡せーよ!寒いし心配だった。さて行こう。一本橋を渡ってハイクアップ開始。
振り返ると後続のライトが見えた。また、なにわ君か。長く別当で居座ったので体のリズムが乱れた、眠くてしょうがなく僕もYSHRさんも半分寝ながら登って行く、別当覗きから雪が増えだす。登山道も歩きやすくチビラッセルにもなってきた、帰りは楽しそうだ。明るくなるころ甚之助に到着、中に入って寝ながら栄養補給した。太陽が昇ると眠気もやっと冷めてきた、素晴らしい景色が広がりモチベーションも上がってきた。小屋裏からエコーラインを目指す。
雪が降っていたおかげでカチカチではなく安心した。登りやすそうな斜面を選んで高度を上げる。風が出てきたが春のような風で全く寒くない、本当に12月なのかと思うほど。谷筋から稜線に乗り上げると白山ドン!真っ白な白山が美しすぎる。これを見たかったのだ。上部はもうどこでも歩ける、弥陀ヶ原のライブカメラはもうじき雪に埋もれる程雪が増えた。チビモンスターも出迎えてくれる、快適ハイクで室堂に乗り上げると宿舎は半分埋もれていた。ここで記念写真を撮って山頂目指す。
青い空に白い白山、登った人しか見れない光景です。振り返ると別山もとてもきれい、頑張って良かった。ガシガシ登り山頂に到着、約10時間、厳冬期とほぼ同じだった。北アがきれい、絶景だ。写真撮りまくり、寒くないので手袋外してスマホでも写真撮影する。12月で手袋を外せるなんて異常すぎる。さあ滑降準備して楽しみの滑りだ、今日も山頂から滑ります。程よいパウダーがとても快適、僕たちは幸せ者だ。写真を撮り合いどんどん落ちて行く、あっという間に室堂に着きました。
楽しみはまだまだ甚之助もあっという間、別当覗きから別当谷に滑りこみ林道に合流、完璧なルートでした。別当から市ノ瀬までは板を脱いだり履いたりしたので苦労したが、市ノ瀬からデポまではカチカチが残っていてスケートリンクのよう、超早かった。終わってみれば13時間40分、やはり甘くない白山。頑張って良かった、完全燃焼でした。
甚之助も雪が増えていた。
エコーラインを行く。
白山ドン!美しすぎる。
弥陀ヶ原は巨大な雪原になっている。
チビモンスターの中を行く。
言葉が出ない。
増えてるね。
あと3メートルは積もるだろうか。
山頂近くの空のブルーは濃くなって行く。
着いたぜベイビー。
山頂から行きます。
僕も。
最高。
幸せ。
暴れるしかない。
別当谷も行きます。