白山初滑り 甚之助まで滑降 戻る
メンバー 僕
2016年12月2日
白峰〜砂防〜山頂往復
白峰ゲート1:25〜別当出合3:00〜3:10〜甚之助4:30〜4:47〜弥陀ヶ原5:42〜山頂6:40〜7:05〜滑降〜甚之助7:35〜別当出合8:29〜白峰ゲート9:10
ずっと我慢していた初滑り、前日の降雪で甚之助まで滑れると読み白山に出かけた。速攻山行して仕事に行かないといけないので深夜発で行く事にした。前夜道の駅で仮眠して午後23:30に目覚ましが鳴った。外は暴風雨、車が揺さぶられる程だった。お茶を沸かしてやんわりと準備して白峰に向かった。予定は1時発、しかし雨は一向に止む気配がない。しばらく待つがもうタイムリミット、行くしかない。暗闇、単独、雨…モチベーションが上がらない3拍子が揃っている、しぶしぶチャリにまたがりスタートする。
久しぶりの重荷チャリはすぐに汗だくになり気合が湧き上がってきた。ガシガシ漕いで市ノ瀬に着く、雨から雪になってきた。ここから別当まで急坂だ、深夜にこの天気でチャリを漕ぐ人なんてほとんどいないだろう。急坂もガシガシ漕いでちょうど三時に別当に到着した。別当周辺からうっすらと雪が積もっている、10分程休憩して登山開始、一本橋は凍結していてツルツル、怖かった。中飯場辺りからチビラッセルになる、行ける所までスキーを担いで行こう。いつのまにやら後方の空に星が見えた、上空は抜けているようだが山頂方面には星が見えない、ガスがかかってるんだろう。
兼用靴はペースが上がらない、ラッセルも深くなってきた。とりあえず甚之助小屋まで頑張りここからスキー登行をする。風も出てきたので防寒対策をして歩き出す、7か月ぶりのスキー登行、思わず歓喜の叫びが出る。変態だな。登山道は雪に埋もれ帰りは快適そう、ラッセルしながら高度を上げる。ガスが濃くなり風が強い、地獄の始まりか。トラバースを終え十二曲がりの急登に取り付く、ホワイトアウトで何も見えないからGPSの出番、黒ボコに乗り上げた。まだ真っ暗で弥陀ヶ原も何も見えない、GPS無ければ進めないな。
室堂をパスして旧道から沢筋を行く事にする、雪が豊富でどこでも歩ける。周りが明るくなってくる頃ガスが急速になくなってきた、予想通りです。夜明け前の白山がきれい、頑張って山頂でご来光を見よう。風で顔が痛い、標高が上がるほど強烈だ、夜明け前のこの時期は厳冬期と同じだ。クトーなしで何とか山頂に登り上げた、神社横で滑降準備をしていると御嶽山から朝日が登り始めた。慌ててカメラを取り出し極上のご来光を撮った。慌てたらシールのケースが飛んで行ってしまった。
さあ寒すぎるから帰ろう。もう山頂のどこからでも滑れる、沢筋はホクホクパウダー、ハイマツはほぼ雪に埋もれている。最高です、幸せです、頑張って良かった。
あっという間に弥陀ヶ原、まだまだ行きます。トラバースもあっという間、地雷を踏まずに甚之助に滑りこんだ。ここで滑降終了、防寒着を解除し板を担いでダッシュする、積雪があるから兼用靴でも歩きやすい。一本橋はまだ凍結していた、慎重に渡りチャリにまたがる。夜中より気温が下がり道路も凍結している。勘弁してください、下りの凍結路はシャレにならない。道路の隅の落ち葉の上をゆっくりと走らせS字カーブを過ぎると凍結無し、調子に乗らないようかっ飛ばした。終わってみれば7時間45分、満足でした。
暗闇から浮かんできた白山。
雲の上は快晴。
エビの尻尾も厳冬期並。
来たぞ。
極上だ。
赤く染まる奥の宮。
僕。
山頂からGO。
弥陀ヶ原も埋まりつつある。
さらば。
これだけ積もれば十分。
スケートリンクか。