犀川源流の犀滝と奥三方岳(1601m)      戻る


メンバー 僕


2016年5月5日


内尾〜犀滝〜奥三方岳往復


内尾林道ゲート3:00〜チャリデポ3:51〜奥三方岳登山口4:37〜1270m鞍部5:40〜犀川二又川合流6:15〜犀滝6:30〜7:00〜登り返し〜1270m鞍部8:08〜奥三方岳山頂9:05〜1270m鞍部9:50〜
登山口10:32〜チャリデポ11:02〜林道ゲート11:30


今日は30年以上前から行ってみたかった犀滝に行ってきた。この滝は犀川源流部にあり遡行しても距離が長いので1日では行けない、ダムからの道もなくボートか泳ぐか藪を漕ぐか…でないと二又川にたどり着けない厄介な所。しかし奥三方岳の登山道の途中から二又川に下降すればワンデイ出来る。沢登り以外の一般登山者が見ることのできない幻の滝。気合を入れて行ってきた。

深夜に起きてセイモアスキー場の対岸にある林道に行く。ゲートに車を止めMTBの出番だ、ここは熊出没地帯なので気を付けよう。早朝3時に出発、暗闇の林道をガシガシ漕いで行くとやはり出たか…黒い獣。強力ライトを照らすと慌てて逃げて行った、よく見るとイノシシ2頭だった。気を取り直して先を進む。約5kmまでチャリを使えた。ここから歩きだがチャリの強力ライトが無いので心細い。

林道が細くなり藪になった、暗くて登山口を通過していた。時間ロスだ。この登山道は地図と全く違うので間違える人もいるだろう。赤布を頼りに登って行く、GPSが役に立たない。道を外れると藪だ、やがて明るくなるともう大丈夫。1300m付近で地図上の登山道と合流した。ここから1270mの鞍部まで下り、谷に下りれそうな所を探す。谷は雪がビッシリ、取付は急登なので緊張したが雪と斜度が緩めば靴スキーで下って行く。下部で滝が出てきたが何とかルーファイして下降、無事二又川に合流出来た。

水量が多いが水に浸からず遡行し犀滝が見えてきた、デカい、30m程の落差か。写真撮りまくりです。水しぶきが凄いので滝壺に近寄れないが折角なんで犀滝の上部まで登って見た。上から見る滝も素晴らしい。滝の上に来る人はいないだろう。もう満足なので戻ろう、ロープないので慎重に下降し滝も見納め、出合まで戻る。人がほとんど入らない所なのでイワナの魚影が濃い。源流イワナの天国だろう。

さあ登り返しだ、標高差480m。でも元気だからサクッと鞍部まで来た。時間も早いし物足りないので奥三方岳に行こう、ここから先は藪が多く苦労するが犀奥の山々がすぐ近くに見え楽しい。奈良岳の分岐から奥三方岳はすぐそこだが藪漕ぎが凄くてちょっと時間がかかる。そしてゴール、ちょうどガスがかかり何も見えないが達成感で満足だ。写真撮ったら帰ろう、藪漕ぎも下りなら問題なし、ドンドンン下りて行く。

あっという間に鞍部に到着、ちょっと休憩しさらに下りて行く。高度が下がるとガスから抜け視界が広がる、新緑のブナがとてもきれい。登山口に着いたら後は荒廃した林道を下って行きチャリデポ地点まで行く、チャリにまたがればゲートまであっという間、距離にして26km、獲得標高2050mの山行でした。


夜が明けるとこっちのもの。

高三郎山が目の前。

ここ下ります。標高差480m。

ルートは必ずある。

二又川に合流。

来たー、犀滝だ。

思わずバンザイ。

犀滝上部から。

ここを遡行しても奥三方岳に行ける。周回してみたいな。

遠くに奈良岳。

記念写真。

満足でした。