涸沢から前穂北尾根〜奥穂周回     戻る


メンバー僕、フウロ山岳会


2016年8月14日


涸沢3:33〜北尾根5,6コル4:58〜4峰6:58〜本峰取付7:42〜前穂山頂9:34〜吊り尾根〜奥穂山頂11:48〜穂高岳山荘12:25〜涸沢14:14


前日に涸沢まで入りテントを設営して深夜に起きた。コーヒー飲んで出発です。師匠と僕と女性2人で暗闇のガレ場を登って行く。僕は暗闇に慣れているが他の人は慣れていない、GPS見ながら一番後ろを歩きルートを確認しながら登って行く。
先行パーティーの明かりが見える、僕一人ならスパートをかけるが皆いるのでそういう訳にはいかないな。しかしスローペースの先行者に追い着き先に進んだ。

コル手前で明るくなる、今日は快晴だ。夜明け前にコルに到着、絶景にうっとりしていた。ここで休憩してハーネスを装着する。ここから先は岩稜歩き、5峰、4峰とアップダウンが続く。彼女たちは初体験だが慎重に歩けば心配ないよ。涸沢のキャンプ地がどんどん小さくなって行く、高度感抜群、雲海も広がっている。ここは穂高のど真ん中です。

3峰手前で岩壁が立ちはだかる、クライミング技術があれば問題ないがロープを出して彼女たちをビレイする。歩き慣れた頃いよいよ最後の登りになる、フリーで登れそうだが彼女たちには無理、ここは二手に分かれてクライミングしながら登るしかない。初マルチピッチに初ビレイ。とっても緊張している2人。頑張れ…。

4ピッチに懸垂下降一回、手取り足取りクライミング講習会の始まり。もう至れり尽くせりの彼女たちでした。さあピークから大勢の登山者が見ているよ、最後の懸垂だ。落ちたら恥ずかしいよ。無事降り立ち前穂のピークに登り上げた。絶景に見とれながら休憩したいが先は長い。写真撮ったら行きましょう。近くて遠い吊り尾根を行く、暑くてしかたない。奥穂がなかなか近寄ってこない、疲れが溜まるころだが緊張感を切らしてはいけない。

頑張ってやっと奥穂に到着、8時間かかりました。ガッチリ握手してたらヘリが飛んできた、滑落者をピックアップしているようだ。ここは危険な場所なんです。さて下りは一番事故が多いから慎重に行こう、落石を起こさないように。梯子を下りて穂高岳山荘に無事着いた。ガスがかかり風も吹いて涼しい、ここにずっといたいが涸沢に戻らないといけない。ザイテングラードの急斜面を降りていると暗闇に登ったガレ場が良く見える、よくあんなところを登ったね、皆頑張りました。そして10時間40分、涸沢に到着。お疲れ様でした。次は剱ですね、、、

僕の定番、暗闇スタート。

空が白みかかると暗闇から山が浮かんでくる。

5,6コルが見えた。

夜明けだベイビー。

北尾根を行く。

振り返ると雲海が広がっている。

雲上のクライミング。

この壁登れるか不安でいっぱい。

高度感抜群。落ちたらおしまい。

初ビレイ、師匠もちょっと不安。

凹角は背中と足で登って行く。

もうバッチリですね。

山頂から皆見てます。

前半終了、次は奥穂へゴー。

奥穂は人がいっぱいで記念写真撮れない。