巻機山 米子沢遡行周回      戻る


メンバー 僕 山岳会の山ガール

2016年10月11日

桜坂駐車場〜米子沢〜山頂〜井戸尾根周回

桜坂駐車場5:00〜堰堤群終了5:40〜遡行〜稜線登山道合流9:50〜分岐点10:00〜山頂10:25〜桜坂駐車場12:09



前回入渓を断念した米子沢にリベンジ、同じ山岳会の山ガールS子を連れて行く事にした。彼女は初心者だが気合は十分入っているから大丈夫だろう。集合場所の桜坂駐車場に着きさっさと支度して早朝5時に出発、暗闇の中をチョイと藪漕ぎしながら巨大堰堤の巻が始まる。沢初参戦のS子は暗闇の藪漕ぎもちゃんとこなしている、大したもんです。

最後の堰堤を越えるころ周りが明るくなってきた、その堰堤は左右が壁で中央がぽっかりと開いている、まるで入渓者を迎え入れる門のようだった。ここを過ぎてしばらくゴーロ歩き、水はない。やがて川幅が狭くなってくると水も現れやっと渓谷らしくなってくる。ここからがパラダイスの連続でした。小滝の連続が続く、難なくこなすS子は運動神経がいいのだろう。

小滝を越えて標高が上がってくるとナメのショーが始まる、ナメ滝にナメ床。ここはナメパラダイスなのだ。ヌメリに気をつけ遡行して行く、きれいで楽しい。時たま滑って転ぶがご愛嬌。上部の紅葉はとてもきれいだ。前半のナメショーが終わるとゴルジュになる、へつりも危なげなしにこなすS子。初心者には見えない、物足りないだろうから滝は巻かずに登攀しよう。僕が先行してルートを教える、ビビることなく登ってくるS子にアッパレ!さすがクライミングウォールで鍛えてる成果が出てますな。夏に行った前穂より格段に技術が向上している。

さて後半のナメショーも超楽しい。上部に見えていた紅葉もすぐそこにある。ナメが終わると源頭の雰囲気が出てきてクライマックスを迎える、小屋に登り上げずに僕たちは稜線を目指した。細くなる沢をドンドン行きひょっこり登山道に出た。沢靴のまま木道の階段を駆け上り標柱がある分岐点で靴を替え最高地点まで行った。遡行してきた沢が眼下にある、頑張って良かったね。満足したら帰ろう。下りもS子は快調でドンドン降りて行く。うかうかしているとおいて行かれるスピードだった。

ニセ巻機の山腹は素晴らしい紅葉が広がっていた、黄色が特にきれいで何度も立ち止まり写真を撮った。下山者をごぼう抜きして高度を下げると登山道はぬかるんでドロドロ、登ってくる人達の足元がドロドロの訳が分かった。コケないように飛ばす、そして桜坂駐車場に到着。ぐるりと周回7時間でした。S子の検定試験は合格!白山山系の沢に行けますよ、、、

ようこそ米子沢へ。

気合十分、楽しみだね。

やっと渓谷らしくなる。

僕も気合十分。

ストックの使いこなしもバッチリ。

滑って転んで落ちないように…。

たまにドボンする。

振り返ると凄い所を登ってたんだ…。

たまに僕の写真。

紅葉がきれいだ。

そろそろクライマックス。

沢から這い上がる。

頑張りました!