白山 別山谷右股遡行周回     戻る


メンバー僕、YSHRさん


2016年9月4日


市ノ瀬2:42〜岩屋俣谷入渓3:10〜別山谷出合4:38〜大滝6:09〜右股出合9:18〜別山平登山道合流11:02〜別山山頂11:25〜35〜チブリ尾根〜避難小屋12:21〜登山口13:38〜市ノ瀬13:50


今日も気合を入れて沢に行く。深夜に市ノ瀬に到着するとちょうどYSHさんも到着した、さっさと支度をして暗闇の中スタートする。暑くも寒くもなくちょうどよい、ガシガシ歩いて廃道となった作業道を入って行く。すぐに藪になり漕ぎながら堰堤の巻が始まる。いくつか巻いてもうないだろうと河原に下りるとまだあった。再び登り返し堰堤を巻くはめになる、暗闇ではよくあることだ。

巻が終わり河原に入り遡行が始まる、暗闇の河原を登って行く。水は冷たくない、水量も少ない、ハイペースで行く。暗闇では核心や急流が無ければ全く問題なく遡行できる。まだ夜明け前に沢が二手に分かれる、GPSで確認して別山谷に入って行く。大石がゴロゴロの沢を30分程進むとやっと明るくなってきた。明るくなるともう安心、なんでも来なさい。。

さあ、大滝だ。ここは左から巻いていく。次は中滝の連続、巻いたり直登したりして遡行する。2つ目の滝で進退窮まりクライミングになる、僕が先に登り上でビレイしてYSHRさんが登ってくる。何とか登り切り滝上に出たらYSHRさんのポールが一本なかった、探しても見つからず藪に持っていかれたようだ。気を取り直して遡行開始、高度が上がると気持ちがイイ。

滝の連続の楽しいルート、草付の岩盤をよじ登り巻にかかると草がすっぽ抜けて淵にドボン。全身ずぶ濡れになりました。そういえば前回も同じ場所でドボンした事を思い出した、次回もあるだろう。滝が終わり急登になってくる頃に右股出合が現れる、ルート間違いしないよう地図とGPSを確認し遡行開始、随分と水が細くなってくる。急登はドンドン高度が上り振り返ると白山が見えてきた。素晴らしい展望です。

白山に癒されながら進み水が無くなったら登山靴に履き替える。天気は下り坂、雲で上部が見えなくなってきた。沢から藪になりしばらく漕いで行く、低いササなのであまり苦ではない。そしてガスの中の別山平に登り上げ登山道と合流した。晴れていれば白山と別山の共演が見れるはずだがなんにも見えずに残念だ。山頂を目指す。

何も見えない登山道を登りやっと山頂に到着、8時間40分頑張りました。写真を撮って休憩、人がうるさく心も休まらないので下山します。お決まりのラン開始、重荷が肩に食い込むが走るしかない、チブリ小屋でちょっと休憩してまたラン。大汗かいて登山口に降り立った。終わってみれば11時間、今日も一日楽しい休日を満喫できた。

気持ちいい。

ここも入って行く。

これが大滝だ。

滝上から。

中滝を行く。

もうすでにポール一本がない、、、

巻いたり、

直登したり…。

右股は水量が激減。

白山に癒される。

最後は藪漕ぎ。

別山平に出ました。