鳥甲山滑降(2037)      戻る


メンバー 僕、YSHRさん、あんちゃん、パクミン


2016年1月2日


屋敷集落〜北東尾根〜山頂往復


除雪終了点(800m)0:50〜尾根取付(1030m)2:00〜屋敷山鞍部(1450m)5:00〜1840mピーク8:28〜鳥甲山山頂(2037m)9:35〜10:00〜滑降〜1840m登り返し10:30〜尾根取付点12:21〜除雪終了点12:30


北海道から暴れん坊が来ているのでハード山行のおもてなしをしているが僕たちの身体が持つのかな。今日は200名山の鳥甲山滑降だ。麓から一気に立ち上がる山容は岳人が好みそうな山、だが見た目通り急登が続く厳しい山です。寝不足が続く中今日も深夜に出発した。

屋敷集落の除雪終了点からスタート、林道を進み行く。巨大な雪崩防止のコンクリート壁に圧倒されながら登山道に合流して尾根に取り付いた。今日もパクミンは絶好調、もう誰にも止められない。尾根は急登で藪だらけ、登りで苦労するほどの激藪、登山道は谷筋で藪はまだマシだが狭すぎて登るのが苦労。どこを登っても苦労する。シールも剥がれだし泣きが入るが登るしかない。標高差400mの急登に3時間も格闘していた。やっと鞍部に着き山頂から続く尾根を登って行く。
まだ真っ暗、放射冷却で寒い。疲れも溜まって体温が上がらないがパクミンだけ腕まくりだ。今日は巻が数か所あるが彼にも体験してもらう。貪欲に技術を習得していく姿は若手の見本だ。

尾根に上がると登山道は藪が無いがチョット外れると藪、雪がまだまだ少ない。暗闇の巻は先が見えず時間がかかる、1675mのピークを巻いた頃夜明けを迎えた。赤く染まるが太陽は雲の中で見えなかった。そして尾根に出ると絶景だった、展望が素晴らしいがヤセ尾根が続く。明るくなるとYSHRさん指導でパクミンが巻く。際どい所も数か所あったが見事クリアしていく、日に日に成長していくのがうれしい。
ヤセ尾根も急登でピックストックでモンキーしないと登れない所もあった。

疲労が濃い僕たちも山頂が見えだすと元気が出てきた。しかし行動時間は8時間を超えている、今日もハード山行です。山頂直下からピークを眺めると美しい、この姿を厳冬期に見た人はいるのだろうか。パクミンが気合を入れて進んで行く、だが気合が入りすぎて雪庇がピッシっと音を立て亀裂が入った。ヤバイヤバイ。ルートをちゃんと選びましょう。そして山頂に到着、今日も頑張って良かった。山頂も絶景だ、妙高山が近い、志賀高原もすぐそこだった。
さて帰ろう、ご褒美の始まりです。激パウ最高、ナイスシュプール。これだからやめられない、、、しかし至福は山頂部だけ、ここから試練が…。疲れた体に登り返し、巻き道で藪と格闘、鞍部から下は激藪スキーで体にムチを打たれている感じだ。

あんちゃんも足の踏ん張りが効かないらしく苦戦していた。そしてスタートから11時間40分、ハード山行だった。完全燃焼。。。

スタートから6時間、夜明けだ。

秋山郷と奥に佐武流山。

ヤセ尾根が続く。

切り立つ山頂。

暴れん坊。

この姿が美しい。

もう着いていくしかない。

山頂でも暴れだしたパクミン。

あんちゃんも到着。

激パウ三昧。

山頂に刻まれたシュプール。