僧ヶ岳滑降(1855m)宇奈月から     戻る


メンバー 僕、YSHRさん


2016年1月17日


宇奈月温泉スキー場〜僧ヶ岳往復


宇奈月温泉スキー場(340m)1:35〜平和の像(530m)2:29〜登山口(650m)3:11〜(1200m)5:37〜(1500m)7:12〜僧ヶ岳山頂9:15〜36〜滑降〜登山口10:37〜スキー場10:46


麓には全く雪が無く異常気象が続いているが、山の上では確実に積雪が増えている。藪を回避しながらの山はどこがイイだろう、そうだ、スキー場を利用して高度を稼ぎ僧ヶ岳に行こう…。深夜に宇奈月温泉スキー場に集合してYSHRさんと登ってきた。

各地でぽつぽつとスキー場が遅いオープンをしているが、宇奈月は積雪が増えてなく、いまだにオープンしていない。車でロッジ前まで乗り入れ深夜にスタートした。寒く無い夜で空は曇り、今日は明け方から午前10時頃まで快晴になる予報だ。積雪30cm程のゲレンデを登って行く。小さいスキー場は直ぐにトップに着き林道を進んで行く、雪が少ないのでショートカット出来なく林道を忠実に登った。1時間かからず平和の像に着いたが暗闇で何も見えない。
さらに林道を進み登山口に着く、この辺りで積雪は50cm程か。尾根に取り付くと本格ラッセルになるが今日は179cmの最強マシーンなので比較的楽だ、この板で正解だった。

標高差1515m、距離9kmを2人で交代しながらラッセルして行く。深夜にスタートしたのでなかなか明るくならない、魚津市街の夜景がきれいだった。さすがに暗闇で標高が上がると寒く防寒対策をする。標高1200mで積雪が2m、十分です。さあ、最初の巻が1400mから始まる、ここは際どいし恐ろしい、落ちたら痛いだろう。何とか巻き終え標高1450m程でやっと明るくなってきた、振り返ると富山湾が見えていた。そして朝日岳も見えてるじゃないか。空も雲一つない、日ごろの行いがいいので晴れてくれたのか。

複雑な地形を上手くルートを作って行く、そしてまた巻き…。標高が上がるにつれ藪もほとんど隠れるので今日は完璧なルートを作れる。終始富山平野をバックに登り上げて行く、展望が素晴らしい尾根だ。標高1700からはモンスター達が現れ始めた、モンスターと平野と海。蔵王に行かなくてもこんな景色が見れるんだ。稜線に上がると山頂が見えた、奥には駒ヶ岳がとてもきれいだ。風も無く暖かい山頂に8時間かからずに着いた、2人でラッセルして頑張ったので達成感もある。
さて滑降準備したら行きましょう。ラッセルした分だけ楽しみがある。程よいパウダーが超気持ちいい、ドンドン降りて行く。勢い付きすぎてYSHRさん雪庇もろとも落ちたが下はふわふわなので大丈夫。

ほとんど休憩なしで一気に滑降、1時間で登山口まで滑り降りた、そこから10分足らずでスキー場に到着、今期1番の会心スキーでした。

夜明けの朝日岳。

暗闇の中2人でラッセルしてきた。

遠くにモンスターが見えてきた。

富山ならではの展望。

デカいのがいた。

山頂と駒ヶ岳が見えてきた。

最後の際どいトラバース。

さあ、もうすぐだ。

モンスターが見送ってくれる。

山頂です。

楽しみの始まり。

爽快です。