黒負山滑降(2070m)      戻る


メンバー 僕、YSHRさん、名人、スズケン


2016年1月31日


大所〜北東尾根〜黒負山往復


大所川林道分岐付近(540m)1:50〜大所川橋(570m)3:11〜1150m巻き開始5:17〜1290m鞍部6:18〜標高1600m7:14〜黒負山山頂8:41〜59〜滑降〜大所川橋9:52〜林道分岐11:14


今日はオジサン4人で黒負山に山スキーに出かけた。朝日岳から伸びる栂海新道の尾根の東隣の尾根の途中にある山で奥深い所。登山道はなく残雪期限定の山だろう、厳冬期はスキーを使わないと絶対いけないが行った人はいるのだろうか。大所川林道を使い黒負山からダイレクトに伸びる北東尾根を登り滑降してきた。

深夜2時半発の予定だったが僕がフライングして1:50分に出発した。今日は夕方から大事な用事があるので先に一人で黙々と林道をラッセルして進む。この林道は発電所の管理道路なのだろうか、狭い道だった。所々方斜面になっている、暗くて分からないがデブリもあるので急斜面なのだろう。やがて名人とスズケンが汗だくで追い着いた、40分もフライングしてごめんなさい。。。気合が入っていると容赦しないのだ。
い時間20分で目的の橋に到着、ここから作業道沿いに尾根んい取り付く。最初は樹林が多く作業道を進むが次第にどこでも歩けるようになった。

体力が回復した名人は元気だった、ちょっと素直になったんじゃないか。スズケンもガンガン登る。スタート時間が早かったので暗闇をガンガン行くしかない、この尾根は巻が一か所なのでルート工作も難しくないだろう。1000mを越えるともう快適で滑りが楽しみだ。そして1150mから巻が始まる、スズケン行くが見かねてYSHRさんがルートを作って行く。修行が全然足らない…。1時間程もがいて1290mの鞍部に出て巻が終了、この先は尾根をひたすら登って行く。しかしまだ真っ暗だ。交代でラッセルをし登って行く、やがて明るくなると美しい霧氷が現れた。天気は曇りで周りが見えないが空は抜けていそうだ。

高度が上がると予想どうり雲の上に出た、そして登ってきた尾根とこれから登る尾根が見えた。もう山スキーの為にあるような尾根ではないか、皆気合が入ってきた。さてドンドン行こう、快晴の空に霧氷が輝いている、とってもきれいだ。標高1900mにくると風が強くなってきた、先週凍傷を負った頬が痛い。ここで地獄ゴーグルの出番だ、スズケンも購入したらしい。そしてゴール!奥に栂海新道が見え正面に五輪山が構えている。あそこも厳冬期の記録はないだろう、こんど行くしかないな。さあ滑降準備したらお楽しみだ。程よいパウダーがとても快適、ちょうどよい斜度に果てしなく続く尾根…僕たちは幸せ者だ。写真を撮り合い滑って行く、巻きのルートも完璧で藪もない。そしてあっという間に橋に着いた。1時間かからずに標高差1500mを滑降してきた。

こんな素晴らしい山がある事が知らなかった。このルートはお勧めです。しかしアプローチの林道がちょっと怖い、気温が上がると何が落ちてくるか分からない。やはり深夜発しかないだろう。大満足でした。。。


待ちわびた夜明け。

名人は元気。

ずっと快適な尾根。

もうちょっとで雲の上だ。

抜けた。。。

足が軽くなる。

山頂部はガスに包まれている。

早く滑りたい。

名人ゴール。

山頂からGO。

快適パウダー。

どこまでも快適。

頑張って良かった。

林道は恐ろしい。