大明神山、毛勝山(2414m)周回滑降      戻る


メンバー 僕、YSHRさん


2016年3月27日


片貝第四発電所〜大明神山〜毛勝山〜阿部木谷周回


県道ゲート1:13〜チャリデポ地点1:38〜片貝第4発電所(480m)2:06〜尾根上(700m)2:31〜1520mジャンクション6:00〜大明神山(2082m)8:40〜1970m鞍部9:30〜毛勝山(2414m)12:04〜12:25〜滑降〜
毛勝谷出合13:03〜第4発電所14:16〜県道ゲート14:48


今日も完全燃焼の山行です。3月に大明神から毛勝に登り阿部木谷を滑って周回するなんて誰もしてないだろう。気合を入れて深夜にスタートした。

2時発の約束だが1:13だった、気合が入るとスタート時間が早くなるこの頃です。ちょっと寒い朝だがチャリを漕ぐとちょうどいい。3キロチョイ走ったら残雪出てきて終了、スキーを履いて歩く。1時間かからずに第4発電所に着いた。今日はここから登る事にする。斜面には雪が無いので送水管沿いの階段を登って行く、急登の階段は標高差220mだ。息を切らして尾根上に出たが雪が無いのでツボでさらに高度を上げる。100m程上げると雪が出てきてくれた、ここからシール歩行だ。
雪が出ると積雪も豊富でどこでも歩ける、月明かりの尾根をガンガン登って行く。振り返ると魚津の夜景と漁火が見えとてもきれいだ。

明るくなってくると絶景が見える、僧ヶ岳に駒、富山平野…ちょうどジャンクションで夜が明けた。先はまだ長い大明神までの標高差は500m以上、今日は大明神はただの通過点だ。巻きなしで尾根上を進んで行き最後の急登を登り振り返ると白山がきれいに見えていた。山頂に着くと剱と毛勝がドーン。写真を撮りまくる。ここまで7時間超だが行くしかない、シールを剥いで鞍部までの標高差200mを滑降する。あっという間だった。そして再び登りが始まる、この先は僕は未知の世界、何もかもが新鮮で楽しく疲れがぶっ飛ぶ。後方には大明神が険しい姿に変わっていた。

雪庇が発達した尾根を登って行く、一旦剱が見えなくなるが南峰を巻くとまたドーン。今度は北方稜線が見えるではないか、頑張って良かった。この景色最高です。ここでまた写真タイム…。さあ、鞍部まで巻いたら最後の登り、しかしカリカリで巻けない、仕方なく登り上げ鞍部に下る。もうj山頂はすぐそこガンバ。そして到着!雲一つない360度の絶景です、後立に剱、白山、能登半島…ごちそうさまでした。
写真を撮ったら雲が湧きだしてきた。滑降準備して滑ります。谷は積雪があるが雪崩れないだろう、ヤバくても行くしかない、登ってきたアップダウンのルートを戻るなんて絶対に嫌だ。

南峰との鞍部に滑りこむ、そしてここから毛勝谷左俣に滑ります。カリカリを慎重に滑りやがてパウダーになる、しかし細板では太刀打ちできない。コケないように足に力が入る。苦しい滑りだった。高度が下がると快適になるが調子に乗ると危険、新雪の下にカチカチのデブリが埋まっている。安全地帯まで滑るともう安心、林道に合流してチャリデポ地点を目指す。所々雪が切れていたが大したことなく無事にチャリにまたがりゲートでゴール。
13時間半、33kmの山行でした。完全燃焼。。。


暗闇から解放。

大明神は遠い。

富山平野に朝が来た。

朝日がサンサン…

振り返ると僧と駒。

大明神への最後の登り。

山頂から剱ドン。

さあ、毛勝に行こう。

大明神の裏は険しい。

我が白山。

南峰を巻く。

再び剱ドン。

至福の登り。

ゴール!

試練の滑りでした。