白山周回 (地獄覗尾根〜東面台地周回)     戻る


メンバー 僕、YSHRさん


2016年3月13日


平瀬〜地獄覗き尾根〜山頂〜東面台地〜平瀬周回


平瀬ゲート0:30〜間名古谷橋1:47〜尾根取付2:30〜標高1950m6:10〜北弥陀ヶ原鞍部7:36〜お花松原8:51〜翠ヶ池9:59〜山頂10:48〜11:05〜滑降〜1750mコブラツリー11:35〜台地末端、林道合流12:15〜
間名古谷橋13:13〜平瀬ゲート14:01


事前情報で間名古谷まで雪解けが8割ほど進んでいるそうだ。小雪の今シーズンならありえるだろう。ならば行くしかない、どうせなら周回だ。以前に間名古の頭を周回した時に登った尾根を使い、東面台地を滑降して周回しよう。この尾根は白山中宮道の地獄覗から繋がる尾根なので勝手に地獄覗尾根と命名した。


深夜1時発の予定だが、いつものように30分繰り上げスタートだ。重荷を背負って平瀬ゲートからチャリを漕ぐ、雪は無いが落石が無数にあった。ガシガシ漕ぎやがて所々残雪が出てくるようになる、そのたびにチャリを押し歩きしないといけない。トンネルを2つ過ぎると残雪がすごく多い、この先大丈夫なのか、情報を信じて押し歩こう。大丈夫でした、、、予定通り間名古谷までチャリを上げることが出来た、これで帰りは安心だ。それにしても押し歩きが多かったので1時間20分もかかってしまった。ここでデポしてスキーで歩き始める。

尾根の取付はどこにしようか、前回のルートは雪が少ないかもしれない。林道を行き雪の多い沢筋を探そう。30分程歩き尾根に取り付いた、カチカチ急登なのでクトーを付けて高度を上げる。雪が少なく賞味期限が短そうだ、藪と戦い尾根の上に上がった。上がってしまえばこっちのもの、雪は多くないが斜度も緩く歩きやすいのでガンガン行く、クトーもいらない。歩きやすい地獄覗尾根は周回コースの定番になりそうだ。暗闇に照らし出されるブナの原生林、左右遮るものが無い尾根、明るければ癒しの尾根で凄くいいだろう。しかし悲しい事に僕たちは明るいころに見ることはないだろう。

ドンドン高度を上げやがて薄明るくなってきた頃に白山の双耳峰が見えてきた。これを見たかったのだ、反対側には奥三方岳も見える。そうここは展望最高の尾根です。後方から朝日が上がってきた、夜明けだ。ちょうど標高1950m、やっと暗闇から解放された。雲が邪魔して山肌は赤く染まらなかったがきれいだった。標高2000mで一旦ワリ谷に滑りこみ、先の鞍部に登り上げるので地獄覗きには登り上げない。今の時期はシールを貼り直しても全く問題ない。鞍部に登り上げると中宮道と合流だ、目の前双耳峰が再びドーン、地獄尾根もドーン。このルート最高です。

風が強いがこんなもんでしょう、今度はお花松原に滑りこみ翠ヶ池に登り上げる。カチカチ斜面を慎重に滑りまた登りだ、意外にも登りは新雪のラッセルだった。元気な僕がトレースを伸ばして行く、そして真っ白な翠ヶ池に登り上げた。3月にこの地に立った人はいるのだろうか、絶景に酔いしれてしまった。山頂までもう少しだけど氷の山頂部は時間がかかった、御宝庫の下から回り込み山頂へ。室堂に白峰からの単独者が見えた。強風の山頂にやっと到着、やりました、10時間もかかったが達成感で満ち溢れてます。

滑降準備をしたら東面台地に行きます。山頂の裏から滑りこむ、カチカチ斜面はコケたら本当に終わり。慎重にエッジを効かして滑って行く。そして安全地帯に着いたがまだカチカチ辛抱の滑りが続いた。写真を撮り合い滑って行く、今シーズン1番乗りでしょうか、最高です。コブラツリーさん久しぶり、記念写真撮りましょう。この辺りだけパウダーでした。さあドンドン滑って行きます、曇り空が雪質を守ってくれて快適でした。そしてあっという間に台地末端に到着、板を担いで崖を下り林道に合流した。後は間名古谷橋まで滑ってチャリで帰るだけ。トータル41,6KM、時間13時間半の山行が終わった、ビッグ山行最高。。。

夜明け前の双耳峰。

朝が来た。

展望最高の地獄覗尾根。

鞍部に登り上げる。

ドーン。

地獄尾根。

中宮道も展望最高。

あの鞍部が翠ヶ池。

池の中を行く。

剣ヶ峰。

御前峰。

着いたぜ山頂。

東面台地滑降。

これぞマンダム。

こんにちは。

癒しの森。