白山 小白水谷遡行周回    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん


2015年9月27日


平瀬登山口駐車場3:40〜小白水谷入渓4:00〜F1巻き6:04〜F2巻き6:54〜F3,4巻き8:36〜お花松原10:36〜山頂12:07〜平瀬道〜平瀬登山口14:02



今日も物好き2人で暗闇の中小白水谷を遡行周回してきた。今年の春に東面台地に山スキーに出かけた時、偵察がてら谷を覗きこんだけど深すぎて全く見えなかった。ワンデイの記録は無いが行くしかないだろう。
大白川野営場からさらに進んで藪を漕ぎ入渓、水は冷たく足がジンジンする。真っ暗の沢に明かりが2つ、イワナもビックリしてるだろう。広い河原は歩きやすく明るくなる前にF1が現れた。明かりを頼りに巻開始、途中で明るくなってきた。滝を巻きYSHRさん下降すると絶壁だったので登り返してきた。急斜面でハーネスを着け懸垂で降りる、20mの懸垂だった。遡行して直ぐに落差20m程のF2が現れこれも巻く。ここは藪を漕いで行くと涸沢がありそこを下って河原に降りた。

さあ再び遡行開始、歩きやすいのでドンドン高度が上がって行く。途中から硫黄臭がずっとしていた、沢の水が白く濁っているのも硫黄が溶け込んでいるのか。白い水は小白水谷の名前の由縁なんだろう。深い谷は雪渓も残っていて斜面はきれいなスラブもあった。飽きることなく遡行し、いよいよ核心のF3が現れた。滝はいくつもの段差があり奥が見えない、ここも高巻する。ガレ場を登りルンゼを行く、厳しい登りだ、でも楽しい。何とか立木まで登りロープを出してYSHRさんが登ってくる。安全第一です。藪をかき分け滝上で懸垂下降して河原に降り立った。GPSを見るとF4も巻いていた。ロープをしまい河原の広い所で休憩、よく見ると焚火の後があった。ここで幕営して2日かけて遡行するのだろう、時間はまだ9時前、僕たちにはありえない。

核心が終わりドンドン遡行していく、斜面には紅葉が見ごろを迎えていた。水が少なくなったところでシューズに履き替えお花松原に登り上げた。見事な紅葉だ、頑張って良かった、写真撮りまくりです。登山者もいて紅葉を楽しんでいる様だった。
途中で読者の方にお餅を頂き元気満天、、、山頂を目指した。山頂部だけは晴天で太陽が眩しい、火口池が輝きここでも写真タイム。のんびりと山頂に着いた。山頂は人ごみで神社でお参りして直ぐに下山開始した。
平瀬道も上部は紅葉が見ごろを迎えていて綺麗、雲も取れてきて周りの山の紅葉も綺麗だった。小屋を過ぎたら猛ダッシュで下山、汗だくで完全燃焼でした。

ここは20m懸垂だった。

岩を乗り越え遡行する。

ここは左から巻く。

深いV字渓谷の河原は意外と広い。

この赤い滝から上は硫黄臭が無く水もきれいだった。

核心の滝の下部、上が見えない。

このルンゼを行く、厳しかった。

核心を越えればルンルン気分だ。

スキーで滑ってみたいな。

斜面には紅葉が…。

高度が上がると沢沿いにも紅葉。

源頭は近い。

お花松原に出た。

燃えているようだ…

さらば小白水谷。

山頂部は雪を待つだけだ。