乗鞍スカイラインから四ッ岳(2744.5m)    戻る


メンバー 僕


2014年11月23日


平湯峠2:50〜夫婦松3:34〜猫の小屋跡4:53〜四ッ岳取付6:14〜四ッ岳6:52〜スカイライン合流7:28〜夫婦松7:59〜平湯峠8:06


シーズン初めの体力作りにはちょうどいい乗鞍スカイライン、滑りは楽しめないが行くしかない。早朝に出発して速攻で登ってきた。

前夜仕事を終え車を走らせた、飛騨方面は雪がない。国道から平湯峠に続く道に入りしばらくでゲートがあるが、ラッキーな事に開いていたので峠を目指す。積雪があり4WDのスタッドレスでなければ登らなかっただろう。
さっさと宴会してシュラフに潜り込み眠ったが、夜突然携帯が鳴り目が覚めた。地震警報の知らせでエリア内だから鳴ったのだろう。その直後激しい横揺れがありビックリした。携帯ニュースの速報で長野県北部で震度6弱と流れてきた。
白馬方面に行くはずだったが変更して良かった。

2時に起き準備をして出発、満天の星空だがあまり寒くない。月が出てないから星が本当にきれいだった。出だしからスキーを使え歩き出す。前日のトレースが1本あったが雪の表面はカチカチでトレースを使う事はなかった。
長いスカイラインを黙々と歩くが、単独だと話し相手がいないからいつもより長く感じた。獣の足跡が多くあり熊の足跡もあった、冬眠するから登ってきてるのだろうか。もう白く毛が生え変わったウサギも僕を見て慌てて逃げてゆく。猫岳直下で昨日のトレースは終了している、山に登った形跡もなくここでUターンしていた。マイペースで進み約3時間、猫岳を過ぎた辺りで初めて休憩する、まだ真っ暗で寒くなってきたから防寒対策もした。空を見上げると星は隠れ雲が急速にかかり始めた。

気温は−5度で風も出てきた、下界は暖かくてもやっぱり山は寒い。スカイラインから四ッ岳に取り付こうとルートを探すが、雪が付いてないからしばらくスカイラインを進み北面側から取り付く事にした。北面はかろうじて雪があり際どく拾いながら
進む。やっと明るくなりスピードアップできるが、中腹に来るとハイマツがむき出しになっていた。シール歩行はハイマツでも大丈夫、ガンガン登り上げたが上部の岩稜帯は雪が無く担いで行く。

展望なし、乗鞍も見えない。記念写真を撮ってスキーを担いで下山する。雪の繋がっている所でスキーを履き滑るがあっという間にスカイライン。約2分間の滑りでした…。後はスカイラインを下るだけ、1時間かからなかった。
ゲート近くで後続とすれ違う、峠にも登り始める人がいた。こんな時間から登れば帰りは雪も緩み下りも快適ではないだろう。

夜明け前の四ッ岳。

北面に回り込む頃やっと明るくなった。

ハイマツだらけだがスキーで行く。

晴れていればご来光が見れたはず…。

山頂部は雪がなくお手上げです、担いで行く。

記念写真。。。

乗鞍は雲の中、スカイラインはこの先雪がない。

ハイマツ群の下でスキーを履き2分間の滑降。

さらば四ッ岳。

誰にも出会わない。

よい体力作りでした。