三方岩岳(1736m) 激パウ滑降    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん 名人


2014年12月7日


林道途中路肩3:14〜尾根取付4:03〜三方岩岳基部10:42〜11:15〜滑降〜1550m登り返し11:25〜滑降11:58〜林道合流12:47〜路肩13:09


寒波で大雪になっている白山周辺、先日ファットスキーで敗退したので今日はスーパーファットで行く事にした。4日前よりさらに雪が増え藪も気にならないだろうから料金所から尾根に取り付き山頂を目指した。

早朝は除雪がされていない、前日からの新たな積雪は40cmを超えていた。国道から林道に入ると、わだちがあるが何かヤバそう。途中名人号が止まっていたがそのまま馬狩に向かう。トンネルのかなり手前でもう無理、バックで名人号の所まで戻る、車で雪を踏み固めながら路肩に寄せると突然車が傾いた。左前方を脱輪してしまった…食事中の名人にお願いして引っ張ってもらったら脱出できた。有り難う。。。馬狩まで雪道に強い名人号で向かうことにした。
だがトンネル手前で動けなくなってしまいどうすることも出来ない、まだ2q先だがここで車をデポしてスタートした。

馬狩から先は水曜に除雪がされていたがもう1m程積もっていた、しかしスーパーファットは強い。ファットで苦しめられた事がうそのようだ、YASUHIROさんと交代でラッセルを進める。料金所から林道を外れ尾根に取り付く、ここで初滑りの名人が
先頭、今年は完全復活を目指すんだとか…。しばらく進み悲鳴を上げだした、もうだめだ―。まだ始まったばかりですよ。。この先最後まで同じ状況、完全復活はまだ先のようだ。
斜度が付くと越ラッセルになる、所によっては胸ラッセル。地獄だがスーパーファットは先端が潜らず出てくれるので進める。もう交代しながら行くしかない、雪が深くてストックが潜り力を分散出来ないから厳しいラッセルだ。

夜が明けるころ雪も小降りになる、藪もほぼ隠れて歩きやすい、スーパー林道も見えだし順調に高度が上がって行く。だが厳しいラッセルは変わらない、先週の敗退した標高で積雪を測ると2.2mだった。1m増えている、恐るべし…。
1586mの三角点を登り一旦下る、今日は巻は無理だ、雪崩の危険が大きすぎる。複雑な地形を進み稜線に続く尾根に差し掛かった、視界は無く風も出てきた。果てしなく続くラッセル、厳冬期だと上部は風に雪が飛ばされラッセルも楽になるが
今日は一向に楽にならない。スーパー激ラッセルです。目の前に三方岩の岩峰が見えてきた、気合を入れて基部までたどり着いた。この先山頂へはトラバースが待っているが先に進むと雪崩れてしまう。ここで終了とする。

シールを剥がし滑降準備するが、YASUHIROさんのビンディングの調子悪い。微調整に時間がかかった、名人は凍えている。準備が完了し楽しみの滑降だ!パフ、パフ、っと雪が舞い上がり楽しい、スパーファットも浮いてくれる。幸せだ。
あっという間に登り返し地点、シールを再び貼り三角点に登り上げまた滑降。斜度のない所はトレースを使い、急斜面は樹木の間を縫うように滑り降りる。頑張って良かった。至福の滑りは辛さを忘れさせてくれた。
林道に合流したらトレースに乗っかり下るだけ、今日も完全燃焼。。。

復活を目指す名人。

腿ラッセル、行くしかない。

妖怪ツリーと名人。

薄日が差すと、とてもきれいです。

立派なトレース、誰も使う人はいなかった。

岩峰が見えてきた、これも妖怪…。

この先基部で終了。

滑降準備をする。板を脱ぐと胸まで潜る。

さあ、楽しみはこれから。

浮いてます。

やめられない…。

雪庇に気を付けて行きます。

樹林にも気を付けてます。

山スキーの醍醐味。

パフッという音が聞こえてきそう。

料金所に降り立ち終了。