白山 東面台地滑降    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん


2015年5月10日


平瀬ゲート2:00〜台地末端チャリデポ3:17〜コブラツリー5:16〜転法輪谷頭7:18〜山頂7:57〜8:22〜滑降〜コブラツリー8:59〜チャリデポ地9:45〜9:52〜平瀬ゲート10:13


白山の雪解けは進んでいるが東面台地にはまだまだ雪が多い。山スキーヤーなら年に一度は訪れたい所。ゲートの先、白水湖まで除雪が完了して晴れの予報なので行くしかない。YSHRさんと出かけた。

深夜平瀬ゲートに到着すると県外ナンバーが一台止まっていた、あっ。ここは岐阜県、僕らも県外ナンバーでした。YSHRさんは前泊していた。準備してヘルメットを装着する、この林道は落石が多くいつ落ちてくるか分からないので危険だ。深夜2時にゲートを出発する。この林道は約13kmのヒルクライム、休む事なくガシガシ漕いで行く。暖かい夜なので汗が滴り落ちるが漕ぎ続け1時間でデポ地手前の水場に着いた。ここで水を補給しさらに漕いでデポ地に着いた。
チャリに鍵をかけて斜面に取り付く、いきなりのモンキーだが登ってしまえば斜面を進むだけだ。しばらく藪の中を行くが直ぐに雪が現れスキー歩行が出来た。カチカチなのでスピードが速くドンドン行く。しかし今日は風が強い。

やがて明るくなり振り返ると奥三方岳から朝日が昇ってきた。この辺りから突風が吹くようになってきた。しばらく進むとこの台地の守り神のコブラツリーが現れた、今年も会えた。豪雪と風雪に耐え台地を見守っている。記念写真を撮ったら先に進む、途中から歩きやすい転法輪谷を行く。正面には常に山頂部が見え良いルートだ。標高も上り2000mを越えると斜度も増しスリップするのでクトーを付けて登る。縦溝が無数にあり登りにくい、しかもカチカチ斜面だ。ここは落石の少ない所だが上部は暴風で時折小さな石ころが音もなく転がってくる。山頂部に近ずくと空は雲に覆われてちょっと寒い。急登をこなしやっと転法輪谷頭に登り上げると猛烈な風が時折吹いていた。

ここから山頂までの急登が核心部、室堂側に回り込むと風が収まった。これはラッキーと思っていたが甘くない、高度が上がると吹きっさらし。風にあおられスリップしそう、落ちたら止まらないだろう。緊張の連続です。それでも視界があったので、まだマシだった。気を付けながら山頂のすぐ脇までスキーで登った。ここでスキーを脱ぎとりあえず奥宮に行きお参りする。今シーズンの無事故に感謝しました。その他色々お参りした。そして山頂に行き記念写真を撮り滑降準備をする。
まだ時間が早いから雪も緩んでいない、慎重に滑りだす。ガリガリと足に響き辛い滑りだ、高度が下がると縦溝が現れ苦渋の滑りだった。途中で後続が登ってきた、よく見ると下の方にも数名がいる。

コブラツリーにやっと到着、だいぶん雪が緩んで快適になってきた。下からはまた後続が登ってきている、女性もいる、気合が入ってますね。ザラメになると快適だったが斜度が緩くなり樹林に入るといきなりスキーにブレーキがかかり滑らない。
なんでだろう?歩行モードで降りて行く。ブナの樹林は新緑が芽生えとても癒される。この時期限定の癒しです。雪が途切れる所まで行きスキーを担ぐが板を見るとヤニだらけ…樹木の皮が無数に落ちていたが樹液を含んでいたのか?このヤニがブレーキになっていた。板を担ぎモンキーで降りてチャリデポ地に降り立った。するとチャリにバイクが10台ほど止まっていた、超人気ルートになりましたね。まあ時間帯が違うので静かな山を楽しめた。
後はチャリで下るだけ、爽快でした。東面台地最高。

月がきれい、もうすぐ夜明けだ。

新しい朝が来た。

東面台地の守り神、コブラツリー。

みんなでやろう、コブラポーズ!

白山が見えてきた。

シマ模様の縦溝。

ほんと登りにくかった。

クトーを付けて登ります。

頭に登り上げると別山が見えた。

核心部の登り、突風にあおられ緊張の連続でした。

神社でいっぱいお参りする。

風が強いんで石柱にしがみつく。

慎重に滑り下りる。

雪が緩むと快適でした。

コブラツリーに向かう。

新緑に癒される。

モンキーで降りたら林道です。

ゲートまでブッ飛ばす。