白山４回目　別当谷滑降　　　　戻る

メンバー　僕　YASUHIROさん　サブスリー

２０１４年１２月１０日

白峰ゲート０：２０～市ノ瀬２：００～２：２０～別当出合３：５０～４：２０～中飯場５：３２～甚之助小屋７：２３～７：５０～室堂９：２１～山頂１０：２０～１０：４８～滑降～中飯場１１：５１～別当出合１２：２３～市ノ瀬１２：４９～白峰１３：５０

先週からの寒波で山では大雪になっている。天気がずっと悪かったが今日は久しぶりの晴れ、しかも市ノ瀬まで除雪されているではないか！こうなったらもう白山に行くしかない。僕、YASUHIROさん、サブの３人で行ってきた。

１時発の予定が今日も大幅に早出、サブは白馬から寝ずに走ってきているけど到着が遅れそうなので、先にラッセルする事にし２人でチャリで出発する。重いスーパーファットを担いでのチャリは辛い、おまけに放射冷却で路面が凍結していて
出だしから転倒する。YASUHIROさんも途中でぶっ飛んでいた。押し歩きを交えてやっと市ノ瀬に着き、チャリを隠してスキーにシールを張り出発、除雪終了点がちょうど橋の手前だった。
雪は１．５ｍ程でスーパーファットでチビラッセル、２人で交代しながら黙々とトレースを刻んでいく。２ｍ近い積雪の別当出合に着き休憩、ボチボチ出発しようとしたときサブちゃん到着。トレースがあるとはいえ３時間ちょっとで着いた。凄い。。。

サブちゃんおにぎり食べたら出発、１本橋は雪がどっさり乗っていた。どうしよう？河原に下りようか？、渡るしかない。僕が先頭でスキーを履いたまま突き進む。この１本橋をスキーで渡った人はいないでしょう。３人無事に渡り次はサブが先頭。
もうどこでも歩け、ガンガン行く。しかし石畳でペースダウンサブにターンのやり方やルートの取り方を教える。呑み込みの早いサブちゃん、グイグイとトレースを伸ばしていく。中飯場で休憩してこの先交代しながらラッセルをこなす、やがて夜が明け真っ白い山々が見え元気が出た。いいペースで甚之助小屋に着くと、２階の扉が開いていて中に雪が溜まっている。けしからん登山者がいるもんだと、サブちゃん雪を掻きだし扉を閉めた。

防寒対策をして出発、YASUHIROさん地獄ゴーグルとニュー帽子のお試しで武装していた。小屋の裏から高度を上げて行く、いつもならカリカリになってくるのだが今日はラッセル、頑張って行くしかない。弥陀ヶ原に上がると、さらに美しくなった白山がドーン。気合が入るぜ…。白い台地になった弥陀ヶ原から室堂に登り上げる、途中何度も自衛隊のヘリが旋回したりホバリングをしたりと、訓練なのかな。室堂も雪が増え、風の当たる所は雪がえぐれていた。
写真を沢山撮って山頂を目指す、今日は寒くない、風もそよ風だ。雪面もカリカリではなくシールがよく効く、天国にいるようだな。

スキーで山頂に登り上げ記念写真を撮り、奥社にお参りして滑降準備をする。何やらサブちゃんシールを剥がすのに手こずっている、えぇーこれダメやん！シールの糊が滑走面に張り付いているよ。どうやらシーズンオフの保管状態が悪かったらしく、糊が劣化して溶けだしたようだ。もうどうすることも出来ないから滑るしかない。今日も山頂からGOー！エッジも良く効き楽しい。写真を撮り合いあっという間に弥陀ヶ原、頭だけ出ているライブカメラに立ち寄りカメラの雪をどかす。これで映像が見れるだろう。次は楽しみの別当谷、雪崩の心配もなさそうだ。皆思い思いのシュプールを描き落ちてゆく。最高、幸せ！頑張って良かった。だが谷は長居無用、素早く滑り降り安全地帯に行く。

１本橋手前まで滑り込み、板を担いで渡る、橋を渡りきる手前は雪がどっさり、僕とサブは足を踏み抜きあわや転落。ヤバイヤバイ…。別当からトレースに乗っかるだけだがサブの板が雪ダンゴになり滑走不能、先に行ってるから頑張って歩いてきてね。雪は腐っていないから滑りは快適、山頂から無駄のない滑りでした。市ノ瀬からはチャリにまたがり白峰に向かうが、所々凍結が残っていて飛ばせない、途中３回雪の壁に突っ込んでしまった。
怪我もなく白峰に到着、YASUHIROさんと握手を交わし山行終了！サブちゃんも３０分後に到着。林道はダンゴで歩けなかったらしくシールを張って降りてきたそうだ。
いろんな事があったが無事下山できて良し！！１３時間半の戦いが終わった。今日も完全燃焼。。。