白山周回　白峰からハライ谷（加賀禅定滑降）　　　　戻る

メンバー　僕　YASUHIROさん　あんちゃん

２０１５年４月１２日

白峰ゲート０：５６～市ノ瀬発電所スタート１：４３～別当出合３：４５～４：０６～甚之助小屋６：０２～室堂７：２７～山頂８：０６～８：２９～滑降～御手水鉢９：１２～登り返し～七倉山９：５１～天池１０：４８～奥長倉小屋１１：２９～
しかり場分岐１２：４１～１３：４０～ブナオ山観察舎１４：１４

昨年と同じ時期にまた今年も挑戦した。遥かなる白山周回、加賀禅定道滑降。近年まれに見る豪雪で山は雪が豊富なので、今年は余裕をかましていたけど昨年よりハードだった。周回なので中宮ゲートに僕の車をデポして、あんちゃんの車で白峰に向かった。ゲートには先行者の車が２台止めてあった。さあ気合を入れ３人でスタートした。

ゲートからMTBに乗り漕ぐ、先週より除雪は伸びているはずだ。快晴の夜空で気温は低めだがチャリは体が温まる、ガシガシ行き百万貫岩辺りから路面が凍結、コケないように進みちょうど市ノ瀬発電所で除雪が終了していた。ここまでチャリを使えたら助かる、MTBをデポしてスキーで進む。もうこの時期はスピードが速い、遠くに先行者のライトが見えた。　市ノ瀬で小休憩しスタート、林道のショートカットの所で先行者を追い抜いた。僕たちのスピードは衰えない、方斜面になった林道も
何のその…発電所から２時間で別当出合に着いた。雪多すぎ！４月とは思えないな。屋根に登って記念写真を撮り中に入るともう１人の先行者がいた。ツボ足で夜１０時にスタートしたらしい。気合が入っているがピークは厳しいだろう。

休憩後１本橋を渡り斜面に取り付きガンガン登って行く。まだまだスピードは衰えない、約１時間程で明るくなり始めた。周りの山々は雪が多いが稜線や急傾斜の所の雪解けがだいぶん進んでいるようだ、ちょっと加賀禅が心配になってきた。
ちょうど６時ごろ甚之助小屋に着いた、今年は屋根が雪で隠れたらしいが今日は２階部分も見えている。２階の扉は開いていて中に雪が入り込んでいた。１月にサブちゃんが閉めたが氷で完全に閉まらなく風で開いたのだろう。
防寒と日焼け対策をして出発、いつものようにエコーラインから登り上げる。スピードはまだ落ちていない、グングン高度を上げエコーラインに登り上げると最初に御嶽山が見えてくる。今日は噴煙が見えなかった。

しばらく進むと次は白山がドーン！久しぶり、随分と雪が無くなってるね。いつものコースは雪が切れている。大雪原の弥陀ヶ原を進み室堂に登り上げた、ここも４月とは思えない積雪だ、だが最深時期より１ｍは減っているそうだ。室堂を後にして山頂に行くが途中３０m程は雪が無くハイマツの上を進む。そして７時間ちょいで山頂に立った、チャリを使えると言えどまだまだ白山は遠い。神社にお参りして前半終了。次は１８ｋｍ先のハライ谷までの後半戦だ。
氷化斜面を慎重に滑り大汝峰のトラバースに入る、山体を巻き御手水鉢上部に行こうとするが雪が無い。仕方なく登り夏道の僅かな雪を繋いで下降した。御手水鉢でシールを貼り七倉山まで登り返すのだがここも雪が切れて夏道が出ている。

昨年と大違い、日当たりが良く風の当たる所は昨年より雪が少ない。何とか登り上げルートを見るとしばらくは大丈夫だ。四ツ塚山を過ぎ長坂を滑降する、頑張って良かった。適度なザラメは滑りやすい。あっという間に天池下部まで滑り込んだ。
ここで再びシールを貼り天池に登り上げる。高度が下がると暑い、汗だくになる。登り上げると２人の登山者がいた、百四丈滝に行った人らしい。ここでシールを剥がし滑降する、広い台地は快適、途中で数名のパーティーとすれ違う。どうやらこの人たちも滝の見物らしい。そして僕たちも台地から滝を眺めた、厳冬期より氷壺が大きくなっていて水量も多い。写真を撮ったら美女坂の滑降、急斜面は楽しい。快適な滑りもすぐ終わり奥長倉の鞍部に着いた。

ここから地獄の始まり、雪が無い。登ってはトラバース、下ってはトラバースの連続。ささやぶに入ると滑落、勘弁してください。長倉山では１００ｍほど降下させられツボ足で登るはめになった。やっと高度を稼ぎトラバースしようとすると、体調１，５ｍ程の大きな熊がいる。ほんと勘弁してください。。熊は稜線に上がったのでトラバース開始、やっとしかり場分岐まで来れた。豪雪で雪が多いと思っていたらこんな状況もあるんですね。疲れました。
最後は登山道の尾根を滑り、ハライ谷の下部に合流し車まで滑り込めた。ここが一番楽しい滑りだったかな。この後白峰まで車で移動し３人でロードに乗ってMTBを回収してきた。完全燃焼、加賀禅最高！