厳冬期白山滑降(別当谷)ワンデイ    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん サブちゃん みさご


2015年1月14日

白峰0:00〜百万貫岩1:30〜市ノ瀬2:50〜別当出合4:50〜5:10〜甚之助小屋7:28〜エコーライン8:37〜室堂9:29〜山頂10:00〜10:29〜別当谷滑降〜別当出合11:36〜11:50〜市ノ瀬12:31〜白峰14:40


去年に引き続き今年も1月の厳冬期に白山を滑降してきた、年末からずっと天気が悪く昨日から2日だけ晴れの予報、もう行くしかないだろう。山をナメているみさごも、急遽参戦することになった。睡眠は数時間だけど気合があれば大丈夫。
深夜にいざ出発した。

白峰にサブちゃんだけまだ到着してないが、みさごを残して僕とYSHRさんで先にラッセルしながらスタートした。彼らは体力抜群だから直ぐに追い着くだろうと思っていた。出発後お巡りさんが来て、先生と大魔人さんですか?と尋ねられたらしい、
お巡りさんも読者かな…。超気合が入っている2人のラッセルスピードは速い、百万貫来ても、市ノ瀬来ても、一向に追い付いてこない。若手2人は体力温存作戦に出たのか?結局別当まで追い付く事はなかった。約5時間の道のりを2人でラッセルを回したら、さすがにしんどかった…。別当は雪が多く4mを超えている、鳥居も頭しか出ていない。近年にない大雪です。休憩して出発しようとしたら汗だくの2人が到着。ラッセルドロボー!

一本橋はてんこ盛りの雪があり、またスキーを履いたまま橋を渡る。慣れれば大したことないです。対岸に渡り急登も雪が多いからサクッと登り上げ台地を進む、やっとエンジンがかかったサブとみさごに先頭を譲る。しかしみさごはまだGPSを持っていない、暗闇で行動出来ない。YSHRさんの説教が始まる、山をナメてるのか………てんてんてん………山スキー辞めろ!みさごしょんぼり、、、でも仲間だからこそ怒れるのだ。素直に聞き入れよう。サブちゃん先頭で甚之助小屋まで引っ張る。途中で明るくなると山々は本当にきれいだった。
小屋は屋根の1部が出ている、豪雪だが風の通り道で雪に埋まらない。ここで防寒対策、クトーも付け出発、みさごも気合を入れ直していた。小屋裏の急登は歩きやすく苦労することなく沢筋に入りエコーラインに登り上げた。

背後の別山がきれい、御嶽は相変わらず噴煙を上げていた。そしてシュカブラの雪面の向うに白山がドーンと現れた。これを見たかったんだ。。風も無く暖かいのでしばし写真撮影タイムとした。弥陀ヶ原もシュカブラが一面造形されていた。
はやる気持ちを抑えて室堂に到着、雪の量が半端ではない、風で飛ばされている部分もあるが宿泊棟は埋まっている。鳥居も人の背丈より低い。ここでも写真撮影、そして山頂に向う。室堂から上も風が弱く天国だ、最近地獄しか行ってないので
幸せだ。氷化斜面も山頂直下の少しだけだった。もちろんスキーで山頂に登り上げた、ちょうど10時間今年もやりました。白く武装した奥社にお参りして滑降準備をする、そして今日も山頂から滑降。最高です。

サブちゃんとみさごは転んでいたが氷化してないから大丈夫、あっという間に弥陀ヶ原、そして別当谷に滑り込む。爽快です、頑張って良かった。雪質はいまいちだが、楽しい。サブちゃんも喜んでいる。みさごは苦しんでいた。無駄のないコース取りで速攻で一本橋にきた、板を担いで渡り後はトレースに乗っかるだけ、ワックスをたっぷり塗って爽快に市ノ瀬まで来た。今回は市ノ瀬で水分と食料をデポしていたのでここで補給、いつもは脱水症状になるが今日は大丈夫。だが気温が上り雪は緩みいつものように手漕ぎは出来ない。試練だ、歩行するしかない。最後の気力で2時間ぶっ通しで歩き、YSHRさん、僕、サブちゃんの順に到着、お疲れさまでした。みさご来ない…
後かたずけして車で待機、やっと来た。そういえばみさごは今日完全お客様だった。マラソンの体力と山スキーは違う、体力と技術を身に着けてから槍に挑戦して下さい。冬山は命がけです。
今日も完全燃焼、白山最高。


別当の鳥居はこんだけしか出てない。

慣れれば大丈夫、良い子はマネしないで、、、

もうすぐ夜明けだ。

甚之助小屋は出ていた。

エコーラインに近ずくとモンスター出現。

純白の別山バックに、、、

白山が見えてきたぞ!

三役土俵入り、、、

ビジターセンターは埋もれている。

神社もほら…。

室堂を後に山頂へ。

着いたぜ、エビの尻尾が邪魔だ。

奥宮は神々しい。

今日も山頂からGO!

白山が似合うYASUHIROさん。

サブちゃんも落ちてゆく。

ここを渡ればもう危険はない。