悪沢岳山スキー(3141m) 戻る
メンバー 僕
2015年5月2日
畑薙第一ダム2:00〜椹島3:48〜清水平下林道1800mチャリデポ6:00〜千枚小屋8:57〜千枚岳9:51〜悪沢岳10:52〜千枚小屋11:58〜チャリデポ地点13:32〜パンク修理〜林道合流ゲート14:49
GW遠征第一弾に荒川、赤石を設定した。前日の仕事も早く切り上げれたので畑薙第一ダムに向けて出発したが、山梨ルートが失敗だった、名古屋周りで行けば良かった。実に7時間半もかかり深夜着。コンビニ弁当を食べすぐに寝たがこれまたすぐに目覚ましが鳴った。1時間半しか寝てないが行くしかない。
準備はOK,暖かい夜空の中チャリを漕ぐ。ここは椹島まで16KMをバスかチャリでしか選択できない。バスも何か制約がありワンデイなんて無理でしょう。今日は山行後椹島でテン泊するので荷物が超重い、ビールと焼酎が余計だったか、、、ガシガシ漕ぎ1時間、カーブを曲がると黒い物体、熊だ!十数メートルの距離で動かない、勘弁してちょーだい。もうチャリを盾に戦うしかないのか…。10秒が長かった、熊は一目散に崖をよじ登り逃げて行った。VOLT1200のライトで目がくらんでいたようだ、熊対策にイイかも。1時間50分で椹島に着いた、ここでいらない道具をデポする。やっぱワンデイ装備は軽い、この先3q程進みゲートで閉ざされた林道を漕いで行く。
落石だらけの急登で立ち漕ぎするとスリップして進まない、それでも頑張って標高1800Mまでチャリを上げた、さすがにきつかったが、これで帰りは楽だろうと思っていたけど試練の始まりだった。GPSで登山道を探し登って行く、先行者はいないが前日の足跡がある。スキーを担いでの登山は大変、標高2400Mでやっとスキーで歩く事が出来た。やはりこの山域でこの時期のスキーには無理がある。スキーを履くと重荷から解放され雪を繋ぎながら登って行く。すぐに千枚小屋に着いた、この先はどこでも歩ける。振り返ると富士山が見えた。最高のロケーションです。しかしながら千枚岳下の2800Mで雪が無くなった、まあ、標高差400M楽しめるから良しです。
スキーをデポしてアプローチシューズにまた履き替えとりあえず千枚岳はすぐそこ。ここからがしんどかった、チャリで頑張った足が重く進まない、息もあがる。いつも思うが3000Mは空気が薄いのでしんどい…。だけど途中でライチョウのつがいに出会えた、中々逃げないのでしばしモデルになってもらった。雪のない稜線を歩きスタートから9時間で山頂に着いた。写真撮ったら速攻で下ります。途中でキツネと遭遇、ライチョウの天敵だ。走って追いかけた。キツネも登山道を登ってきており稜線は怖いみたい。雪のトラバースは慎重に降りていたが岩稜になると早い。デポをしたブーツの横に糞をしてあった、頭がイイのかも。
スキーに履き替え富士山正面に滑降。あっという間に終わりました。賞味期限どころかもう腐ってます。。板を担ぎアプローチシューズでサクサク下りチャリデポ地点まで来た。椹島まで行けば美味しいビールが待っている。チャリで標高差約680M稼いだから余裕だと思ったが甘くない、ゲート手前でタイヤがパンク。横に大きな亀裂があるがチューブ交換するしかない。アブに刺されながらやっと交換終了、何とかゲートに着いた。後は椹島まで行くだけだが500mほど走ったらまたパンク、
勘弁してください、タイヤ本体がもう終わっている、、、押し歩きで1時間かかり椹島着。明日の帰りの16kmの地獄が頭をよぎるが赤石岳が待っている。南アルプス最高。
ゲートから奥に進み林道を漕いで行く。
悲しいほどに雪が無い、、、
千枚小屋が見えてきた。
小屋付近は雪が豊富。
快調にスキーで登り振り返ると富士山が見えた。
帰りが楽しそう。
千枚岳下からスキーをデポ。目指す悪沢岳が見えた。
逃げないライチョウ。
もうちょいで山頂だ。
チャリ4時間、登り5時間、標高差2100m。やりました。
ライチョウの天敵キツネ。待てこのやろう。
ここで終了、長かった。