九重山(1791m)阿蘇山(1592m)祖母山(1756m)ワンデイ 戻る
メンバー 僕
2014年6月21日
九重山
牧の戸峠3:28〜扇ヶ鼻分岐4:09〜久住山4:55〜中岳5:27〜久住分れ5:49〜牧の戸峠6:34
阿蘇山
仙酔峡P8:10〜高岳9:15〜火口東展望所9:43〜仙酔峡P10:10
祖母山
北谷登山口11:51〜風穴コース〜風穴12:24〜山頂13:02〜風穴13:29〜登山口P13:54
仕事を終え小松空港から飛行機で福岡空港に行きレンタカーで牧の戸峠に着いた、長い1日だったが気合が入っているから大丈夫だ。コンビニで買った弁当を食べ狭い車で仮眠をとる。
3時前に目が覚めるともう外は雨が降り出していた、天気は悪くなる一方だから景色は見えないだろう。暗い遊歩道からスタートする、整備された道は展望台まで続いていた。
カッパを着て急登を登ると汗まみれでシャツが濡れてきた。標高が上がるとガスがかかり暗闇とガスで足元しか見えないお決まりの登りとなった。
淡々と登り久住山に到着、まだ夜明け前で標柱しか見えない。写真を撮り九州本土の最高峰中岳に向かう途中に明るくなったがガスで何も見えない。ピークを踏んだらもう下山するしかない。
カッパの防水も効かなくなり下着も濡れだした、このカッパはもう寿命だ。下山途中でガスから抜けると赤い花のミヤマキリシマが群生していた、これを見れただけでもラッキーだった。
スリップに気を付けながら下山し駐車場に到着。ちょうど1人の登山者が登り始めるところだった。さあ次は阿蘇に向かうぞ!
土砂降りのやまなみハイウェイを飛ばし、みやじから仙酔峡の駐車場に行った。ロープウェイがあるが廃業して施設がそのまま残されていた、ワイヤーもかけられたままで台車もぶらさがっている。
いつまで放置するのだろうか…。相変わらず激しい雨でお粗末なカッパを着て準備する。最高峰の高岳に突き上げる仙酔尾根尾行く事にして短時間でピストンしようと思ったが地図を見るとこの尾根は
(バカ尾根と呼ばれる単調な急坂)と書いてあった。僕はバカでないからもう周回するしかない。尾根は火山礫と溶岩が固まった道でグリップが効き歩きやすかった、ガンガン登り山頂近くで気合の入った
山ガール3人と出会う。稜線に上がると風と雨に耐えるしかなかった、こんな天気で周回するなんてバカだ!下りは走って降りずぶ濡れになりながら周回した。
下山して着替えていると雨が止み空も明るくなってきた、時間もまだ早いし明日はもっと天気が悪くなるから祖母山に行くしかないだろう。
道に迷いながら何とか北谷登山口に着いた、車は1台も無く貸切のようだ。もう昼だから速攻で登り明るいうちに下りてきたいが移動途中にコンビニが無く腹が減ってきている。栄養切れが心配だが
雨も止んでいるので行くしかない。この登山口は2つのルートがあり健脚者向けの風穴コースを行く。沢沿いを登り詰め樹木と沢の音に癒される、沢の渡渉が何度かあるがまだ増水していないので
濡れることは無かった。やはり今日来て正解のようだった。沢の源頭部から少し登った所に風穴があった、中は夏でも凍結しているのかアイゼンとハーネス、ロープが必要と書いてあった。
風穴を過ぎると尾根になるが背丈ほどのササが覆いかぶさりヤブ漕ぎをしているようだ、ササに付いた露が衣服を濡らし雨が降っているより訳が悪い。頭の先から靴までびしょ濡れになる。
上部は急登の連続だが頑張って登り山頂に到着。本日3つ目の百名山で大満足!写真を撮り速攻で下山し無事駐車場にたどり着いた。
天気のいい日にもう一度登りたいがもう来ることはないだろう。まだ行っていない山が僕を呼んでいる。
暗闇の久住山はもちろん誰もいない。
九州本土の最高峰。
ミヤマキリシマの群生。
阿蘇に移動してこのバカ尾根を登る。
尾根から振り返る。
浮石のように見えるが固結していて歩きやすい。
ピーク。ここから風雨地獄だった。
火口から火山ガスが噴出している。雨が激しくてピントが合わない。
残されたロープウェイの施設。いずれ崩壊して危険だ。
駐車場に着くと雨が弱くなった。
続いて祖母山の北谷登山口へ移動。
癒される沢沿いの道。
入って見たかったけど1人では危険。
他にも風穴がありそう。
この先もっとササが覆いかぶさり全身びしょ濡れ。
もうカッパの機能を果たしていない。
1本橋を渡ればゴールは近い。