北ノ俣川遡行周回    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん みさご

 2014年9月17日

飛越TN4:07〜1690m支流源流下降4:44〜支流出合7:32〜北ノ俣川入渓7:45〜避難小屋10:00〜10:15〜北ノ俣岳11:06〜11:35〜避難小屋12:09〜寺地山1234〜飛越TN13:46

北ノ俣川やその右俣の中ノ俣川は北アルプスの稜線に突き上げる魅力のある沢だが国道から続く林道は荒廃いており車やチャリがかなり手前から使えず歩いて藪を漕ぎ続けなくてはならない。
1泊〜2泊で年間数パーティーが入るのだろうか?ワンデイは厳しい。そこでルートを考え飛越TNから飛越新道を登り北ノ俣川の支流に下降して本流を遡行する事にした。

深夜僕とみさごは医院に集合してアルファードに乗り込み飛越TNに向かう、運転を交代しながら行き到着。車から降りるとメチャ寒い…、震えながら支度をして登山開始。登りだすと体も暖かくなりちょうどいい。
30分程で下降地点に着き沢靴を履いて支度をして藪を行く、みさごは初藪で驚いていたがこんなの藪漕ぎの序の口だよ。
GPSで位置を確認し源頭にうまく入り藪から解放された、あとは下降するだけだ、周囲が明るくなると細い沢に魚影が濃い。ほとんど人が入らず源流イワナの宝庫だろう、こんな沢が残っているからイワナも繁殖できるのだろう。

だいぶん歩き水量が増えた頃,上に橋が架かっていた。よじ登って林道に合流しそのまま林道を行く事にする、廃道となった道は藪で覆いつくされ漕いで行くしかない。しばらく行き沢に下りた。
もうここからは遡行するだけだ。やはり下降するより登るほうが楽しい、大きな岩の河原を進み小滝が現れ面白い。やがて巨大な岩の河原となり行く手を阻むがルートはある。
上流でナメが出てきた、ナメ床は岩盤がむき出しになった所で水流に削られ滑らかな表面で美しく癒される。
さらに進み急登になり巨岩の連続が続きもう遡行も終わりだろうと思ってた時巨大なナメ床が現れた、美しい、来てよかった。

最後の滝を越えると急に沢が細くなり水も枯れてきた、しばらく進み土手を登ると避難小屋にちょうど出た。ナイスです。余力もあるから山頂に行きましょう、いらない荷物をデポして靴を履き替え登山開始。
草地はもう草紅葉できれい、池塘のガキの田は絶品です。写真をパチパチ撮り山頂目指す、急登をゼイゼイ言いながら進み稜線に上がると絶景が見えてきた。剣、槍、裏銀座…みさごは興奮してきた。
苦しく嵐で何も見えなかったレースを思い出し感動したようだ、そして山頂に向け走った。

さすがに山頂は寒い、もう秋が始まているから風も冷たい。記念写真を撮ったらいつものように3人で走って降りた、振り返ると山頂はガスがかかり何も見えなかった。小屋に着き荷物をまとめてスタートするが濡れた沢靴は重くこたえるが
飛越TNまで走り続けた、もう満足です、有り難うございました。仕事休んでよかった。

暗闇の藪漕ぎで下降開始する。

イワナ天国の源流部。

水量が増えていく。

更に水量が増え本流に合流する。

北ノ俣川沿いに荒廃した林道を進む。

遡行開始。

もう暖かいので水の中も心地いい。

うーん、綺麗だ。

狭くなってきた沢が突然開けた。

階段状の小滝が続く。

最後の滝だ。

ちょうど避難小屋に出た。

草地を進む。

池塘のガキの田と白山。

みさごが走り出し頂上へ行く。

僕も山頂に着いた。

さらば、北ノ俣岳。