鳳凰三山周回(2840m)    戻る


メンバー 僕

 2014年6月15日

青木鉱泉下(1050m)1:45〜中道登山道〜薬師岳(2780m)4:23〜4:40〜観音岳(2840m)4:55〜地蔵岳(2764m)5:55〜鳳凰小屋6:27〜白糸滝7:04〜青木鉱泉下8:30


日本百名山の鳳凰三山は3つ登らなくては意味が無いので周回することにした。青木鉱泉の手前に分岐がありそこを起点に中道登山道を登り
ドンドコ沢登山道を下ることにした。

深夜1時前に自然に目が覚めた、数時間の仮眠だが気合が入っているのだろう。ゆっくり支度して1:45出発、雲一つなく月明かりで周囲は照らされているが林に囲まれた林道は
暗闇でライト頼りに歩く。川沿いの林道を進みGPSで登山口を探す、地図を車の中に忘れてきたからちょっと心細い。登山口を見つけ取り付くと急登が続き息が上がるが気温は低めなので
あまり汗はかかない。足の調子もいいようでスピードを上げてドンドン登る。しかし尾根に取り付いても樹林が密で月明かりの恩恵は全く無く足元だけがライトで明るい。

いいペースで駆け上がるが調子に乗らず1時間おきに水分とアミノ酸を補給する。森林限界が近づいてくる頃明るくなり始めた、何とか頂上で日の出を見ることができそうだ。
稜線近くになると人の声がする、夜叉神から登り小屋で泊まってた人たちだろう。中道登山道は登りで使う人はあまりいないと思う。
頑張って登り薬師岳山頂に到着、先行者が寒そうに日ノ出を待っている。僕も防寒対策をして待つこと10分出てきました!朝日に当たる富士山も綺麗。寒いのでさっさと写真を撮って出発する。

稜線を歩き出すと風が吹きめっちゃ寒くて手がかじかみ痛い。霜も降りている。もう走るしかない、目の前の観音岳をダッシュで登りあっという間に着いた。ここも写真を撮ったら直ぐに出発する。
次の地蔵岳には一旦下り登り返す、ちょっとの事だが高度を下げると風も無くなり日も上がってきているので暑い位だ。ウエア―を脱ぎ赤抜沢の頭まで登り返すと目の前には地蔵岳。
オべリスクの岩峰がそびえ立っている。もうあのてっぺんに行かなくてはならないでしょう。基部から慎重にルートを見つけ進むが登攀と同じだ、ちょっとしたクライミング技術が必要。
ジャミングしながらてっぺんに着いた。下りは慎重に落ちたら大怪我。

無事降り立ち鳳凰小屋を目指す、樹林帯まで急なザレ場となり歩きずらく苦労する、靴に小石が入り痛い。小屋からは御座石温泉と青木鉱泉への分岐となり鉱泉側のドンドコ沢登山道を下る。
ドンドコ沢には4つの滝がありどの滝も登山道から展望地まで行ける。途中には何本か沢を渡る所もありこの登山道はマイナスイオンたっぷりの道だった。
ほぼ沢と平行に降りて青木鉱泉に着いた、足は大丈夫だった。中々いいトレーニングになりました。

夜明け前の富士山と僕。

いいものが見れました。

北岳に鳳凰三山の稜線が影になって映っている。

寒いです。

遠くにオべリスクがそびえている。

奇怪な景色だ。

地蔵岳の賽の河原には無数の地蔵が立っている。

あのてっぺんに行くしかない。

登っちゃいました。

ザレ場は登りも下りも苦労する。

五色滝は1番大きい。