八海山(1778m)から越後駒ヶ岳(2002m)周回 戻る
メンバー 僕
2014年7月13日
大倉口コース八海神社(250m)0:46〜四合半出合(1230m)2:04〜薬師岳(1653m)3:00〜入道岳(1778m)3:55〜荒山5:00〜中ノ岳(2085m)7:55〜
越後駒ヶ岳(2002m)10:23〜十二平登山口12:22〜林道〜千之沢駐車場13:12〜八海神社13:27
夜8時頃現地に着きチャリをデポして遅い弁当とビールで腹を満たし寝ようとするが暑くて寝れない、ここは標高250mだから全然涼しくない。ウトウトして1時間程で目覚ましが鳴る、行くしかない。
支度をしていつもの暗闇を行き神社横から登山道に取り付くと墓地が現れた。勘弁してください、僕はいつの間にか走っていた。そのままハイペースで駆け上がり尾根の四合半出合に登り上げた。
出合から先は道も整備されているから早かった、2時間かからず薬師に着く。この先八ッ峰の鎖場が連続するのだがさすがに暗闇では危険すぎるのでう回路を行くがここも鎖の連続でおまけにトラバースだ、
慎重に進み八海山最高峰の入道岳に着いたがまだ暗く何も見えない。ご来光をお預けで先に進む。
明るくなり稜線が見えだすと地図で見るより小さなアップダウンが多く尾根もやせ両側が切り立っている。おまけに標高差が多すぎ…これは時間がかかるだろう。実にこの稜線を通過するのに4時間もかかり
おまけに標高が下がるとブヨが飛び回り格好の餌食になってしまった。顔がボコボコになりながら中ノ岳に到着、ここはこの山域で最も標高が高い。山頂には荒沢岳から一泊の登山者が登ってきた。
早いですね、トレラン選手ですか?イヤ、気合の入ったただの登山者です。と挨拶を交わし中ノ岳を後にした。遥か遠くに見えていた越後駒ヶ岳はだいぶん近くに見えるようになったがこの先のアップダウンも
半端ではなかった。まさに忍耐の登山で皆敬遠するのか人には誰にも会わない静かな稜線だった。
アップダウンをこなし最後の登りに差し掛かった時雨が降り出した、予報より随分と早くカッパなんて持ってきていない。すぐに靴がびしょ濡れになったが気温が高いから問題ないが濡れた靴では走れない、
せっかく治ってきた爪がまた死んでしまう。越駒山頂に着くと人が沢山いた、いろんなルートから登ってきているらしいが僕の下るルートからは誰もいなかった。写真を撮り下山開始、1811mのピークまでは
快適な尾根道だったがこの先は最悪の登山道…急登の尾根はただ道になっているだけで落ち葉が降り積もり滑りやすく何度も転倒した、これでは誰も利用しないだろう。
滑るから踏ん張りまた爪を痛めてしまった、もうこの道は来ないぞ!!
ダラダラ長い林道も爪が痛くて走れずテクテク歩くだけだった、途中の雪崩後の雪渓の規模は圧巻だった。積雪の多い豪雪地帯で急峻な斜面から雪崩が頻発するのだろう、巻き込まれたら終わりだ。
最後はチャリを漕いで終了、時間は12時間超、総距離は31km超、累計標高差は3000m超。クサリ場、梯子、雪渓と飽きさせないハードなルートでした。
八海山山頂はまだ暗かった。
明るくなって振り返ると山頂は遠ざかっていた。
中ノ岳は遠い、試練の始まり。
やせ尾根の連続でアップダウンがこたえる。
落ちたら終わり、急がず慎重に。
慎重に進む僕。
中ノ岳への最後の登り。
登り切るとひょっこり小屋が現れる。
中ノ岳でハイポーズ。
越駒も遠くアップダウンが多い。
やっと最後の登り、しかし雨が降ってきた。
山頂部はまだ奥でした。
感無量です。