白山周回(2702m)白峰から加賀禅定道    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん 髭魔人 サブスリー みさご


2014年4月9日


白峰ゲート0:04〜市ノ瀬1:04〜別当出合2:45〜甚之助4:40〜弥陀ヶ原5:22〜室堂6:03〜山頂6:55〜7:16〜七倉山8:10〜天池手前登り返し9:10〜
美女坂の頭9:41〜口長倉10:49〜しかり場分岐11:29〜檜新宮参道〜ハライ谷、県道合流12:33


いつかは滑降したかった加賀禅定道、時期が遅いと下部尾根上の雪は消えるがアプローチが楽。しかし山頂から麓まで滑降がしたいから今の時期しかない。ゲートは白峰で閉ざされ
ているが除雪は市ノ瀬まで伸びている。周回だからチャリを回収しなくてはならないのでマラソン得意のサブスリーとみさごが参加して回収するという企画になった。
市ノ瀬までの10kmは彼らにとって朝飯前。僕とみさご、YASUHIROさんとサブスリーのペアで彼らの荷物を担ぐ。髭ちゃんは自己回収でいつもの荷物でスタートした。

深夜ゲートから僕はみさごの荷物と自分の荷物を担ぎチャリでスタート、まるまる1人分の荷物が増えるので50Lのザックに押し込み行くが40kg近くある荷物で肩と尻が痛い。1週間分の縦走装備並の重さに
フラフラになりながら漕ぐがサブスリーにぶち抜かれる。1時間後市ノ瀬に到着、ランのほうが早かった。遅れてみさご到着、荷物を分けてスキーを担ぎ除雪された道を行く。
しばらくで終了しておりスキーを履いて進む、国道が夜間通行止めになるので何としても19:30までに通過しなければならずハイペースで行く。

別当に着くと先行者のスキーと靴が置いてあるが誰もいない、ツボで山頂めざしどこかでテン泊してるのだろうと話していたら積み上げられたテーブルにかけられたブルーシートの中から
おじさん起きてきた。ビックリした。 休憩後1本橋を渡り台地に取り付く、雪が多いのでどこでも行ける。ここもハイペースでドンドン登っていく。もう汗だく。
月が出ていない暗闇の中甚之助小屋に到着。防寒対策をする。この小屋2階出入り口に鍵がかかっており避難小屋の意味がない。
クトーを付けていつものように南竜道から沢筋を行き弥陀ヶ原に着いた、みさごは遅れ気味になってきた。休憩してたら穂高連峰の横から朝日が昇ってきた。空気が澄んでいるのでとてもきれい。

相変わらずハイペースで室堂に着き休憩、ここまで来ると雪の量は減っていない。皆思い思いの写真を撮り山頂目指す、もうスピード違反のような勢いで山頂に着いた。絶景に2人は感動していた。
お参りして滑降準備、カチカチ斜面初体験の2人。慎重に行きましょう、コケたら止まりません。大汝峰をトラバースして御手水鉢のコルに滑り込み七倉山に登り上げた。ここも絶景で無雪期にしか見たことのない風景に
感激した。シールを剥がし四塚山脇から大斜面を滑降。最高です。

天池手前まで滑り込む、高度を下げると暑い。みさごは大幅に遅れだした。マラソンとハードな山スキーは勝手が違うんです。大休憩後登り返すと尾根上は風が吹いて気持ちいい。さあ、また滑降です。
快適に滑り百四丈滝が見える所で写真撮影、雪の滝壺は大きく滝の水量は少ない。この時期限定の景観でした。
美女坂の頭からの滑降は核心でした。やせ尾根の急斜面がクラストしているので緊張したが2人も無事通過して安堵。もう核心は無いです。
まだまだ雪が多いので奥長倉山をトラバースして口長倉の鞍部でシールを付け登り返した。口長倉のピークからは四塚山から伸びる滑降してきた稜線が遥か遠くに見えていた。

しかり場分岐手前に滑り込み雪も腐ってきてるからシール付けず登り上げ槍新宮手前まで行き2人を待つ。皆合流して檜新宮参道を滑降し雪が切れかかってきた頃にハライ谷に滑り際どく雪を拾い何とか最後の堰堤まで
滑り込めた。もう感無量です。車のデポ地点に行き道具を積み込みまたまた2人を待つ。皆無事に白峰に移動して最後の余興10kmマラソンとチャリ…。僕とYASUHIROさんは行で拷問にあったのでゲートで待つ。
よーいドン!頑張ってください。1時間後髭ちゃん到着、最後のみさごも頑張ってくれた。
皆さんお疲れ様でした。

2人分のスキーと荷物を担ぐとこんな感じ、重い。

南竜道から沢筋を行く。

素晴らしいご来光が見れた。

室堂は雪が減っていなかった。

山頂に登り上げる。

前半終了。まだまだ続きます。

山頂から御手水鉢のコルへ。

七倉山へ登り返す。振り返ると大汝峰が。

加賀禅定道の尾添尾根。

四塚山から伸びる長坂。快適でした。

百四丈滝。すごいです。

美女坂の頭。慎重に滑り込む。

長倉山の登り返し。遥か向うに滑った尾根が見える。

雪が切れた檜新宮参道からハライ谷へ。

白峰に戻りチャリ回収へ。皆鉄人です。