三ヶ辻山(1764m)有家ヶ原〜往復    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん 髭魔人 名人

2014年2月2日

有家ヶ原集落4:00〜谷取付4:34〜810m登行不能5:20〜有家尾根取付6:13〜1533m山頂手前鞍部10:37〜
山頂11:24〜34〜1533m11:45〜1631m登り返し12:09〜有家ヶ原集落14:00


早朝3時に集落に到着したら名人号が止まっていた。しばらくしてもう準備完了の名人が僕の車に来た。早っ。まだ3時20分、出発は4時のはず。
最近フライングが多いので警戒してたらしい。気合が入っている。

皆合流して4時に出発。林道をカットして高度を上げるが途中でとても歩きやすそうな沢が現れた。この沢は1263mのピークに詰めていける近道。
有家尾根(仮称)を詰める予定を変更して取り付く。快適に進むが次第にデブリが現れ上に行くほど凄まじい。全層雪崩のようだ。この時間は雪崩れる心配は
ないし雪が繋がっていれば行けると信じ登行したが810mで雪が割れ水が出ていた。谷は深く尾根も急登、進退窮まり暗闇の中滑降して予定ルートから行く。
大幅に時間ロスだが仕方ない。尾根に取り付くと明るくなり始めた、疎林で登りやすい。送電線がある尾根だから間伐してあるみたいだ。
ドンドン高度をあげ最後の鉄塔から先は巻の連続。この尾根は大小いくつものピークがあり山行の半分以上がトラバースで頭と体力がいる所だ。
気温は高く春のようでザラメ雪。2月とは思えない天気だがここの尾根には条件がピッタリ。激ラッセルでは困難だし危険だ。
順番に先頭を交代して巻いていき山頂直下の鞍部に来た、ここから雨が強く降り出し視界も無くなるが行くしかない。やっと山頂に着き滑降準備して滑る。
風も吹いているが暖かい。異常気象だ。鞍部まで滑りシールを付け際どいトラバースルートを避ける為に1631mのピークに登り返し次の巻まで滑り込む。
気温が高いのと雨の影響で板が滑らない。帰りのトラバースも苦労したが何とか集落に到着した。天気予報は雨でそれなりに覚悟をしていたが山頂周辺だけ
強い雨が降っており後は曇りだった、山は行ってみないと分からないものです。読図能力がいる尾根でした。

疎林の快適な尾根が続く。

やがて巻のトラバースが始まる。

際どいトラバースルート。

トラバースが終わると山頂が近くなる。

最後の登り、風雨が強くなり視界も無くなる。

いつもながらどこの山頂でも視界が無い。

風雨が強くレンズに水滴が。

いつも視界の無い滑降。

1631mの登り返し。

登り返せば後は滑りと巻だけ。しかし辛かった。

帰りも時間がかかりました。

滑りで1人旅になった名人、無事下山。