厳冬期 笈ヶ岳ワンデイ(1841m)境川ダムから    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん 髭魔人

2014年2月23日

ゲート1:06〜境川ダム2:13〜尾根取付3:21〜1300m下降地点7:21〜1200m谷合流7:38〜稜線9:21〜山頂11:18〜1140〜谷合流地点12:57〜
1300m小ピーク13:37〜林道合流15:20〜ゲート16:53

残雪期にしか登れない、と名高い笈ヶ岳。無雪期は明瞭なルートは無く藪も濃い。僕たちは厳冬期の笈ヶ岳にワンデイ登山してきた、多分誰も厳冬期に
ワンデイした人はいないと思う。16時間近くかかるハードな山行だった。

1:06にゲート発。髭ちゃん寝坊でちょと遅れた。雪面はカチカチでアイスバーン状態、スピードも速くすぐにトンネルに着いた。ダッシュで進み境川ダムに到着、ここでシールを
剥がしダムサイトの水平道を行く。カチカチだから早く難なく桂橋に着く。当初予定のフカバラ尾根を覗くが上部に巨大キノコがいくつもあり危険だ。仕方なく桂橋を渡り境川右岸尾根に
取り付いた。快適に登るが次第に険しくなり甘くない。笈ヶ岳周辺の尾根はどこも険しい。地図に記載されてない小ピークがいくつもあり行く手を阻む。

トラバースしても険しいので思うようにいかずアップダウンを作ってしまう。行くときはいいが帰りは必ずシール登行になるので泣きが入る。一旦沢に降り稜線目指して登り詰める。沢は快適
そのもの。ドンドン登り稜線に登り上げた。ここからも苦労の連続で雪庇の下のトラバースや雪壁の登行、シールの付け剥がし等時間がかかった。
特にトラバースは緊張の連続で雪崩の危険を意識した。だが今日は条件が良く安定していたのが救いだ。10時間以上かかりやっと山頂に到着、感無量です。誰も来れないから一杯写真撮ります

満足したら滑降開始。滑りも雪崩に要注意、ヤバイ斜面の連続です。信頼できる仲間がいなければここには来れない。滑りも3回ほどシールを貼り苦労したが無事林道に降りたった。
最後は筋トレの時間、水平道だから手漕ぎとウォークを組み合わせ進むが辛い、進まない。本当に筋トレでした。15時間47分の激闘でした。完全燃焼!

1300mから谷に下降して沢を詰める。

沢を詰め稜線に登り上げる。

稜線も岩壁が立ちはだかる。

白山が見え元気が出る。

雪壁もこなした。

先が思いやられる。

冬瓜山とシりタカ

笈ヶ岳のシンボル。岩峰の顔が見えてきた。

着きました、頑張りました。

もちろん山頂から滑降。

稜線から沢に落ちていく。

沢の下部は快適。

登り返してトラバース。

桂湖が見えたらもう終盤。

林道合流。疲れました。

ゲート到着。お疲れ様でした。