鍬崎山(激ラッセル、激パウ)    戻る


メンバー 僕 YASUHIROさん 髭魔人

2013年12月15日

粟巣野スキー場3:12〜スキー場トップ4:03〜貯水池5:05〜大品山鞍部7:40〜独標手前9:48〜山頂11:32〜49
大品山鞍部13:18〜スキー場14:37


粟巣野スキー場の駐車場に集合予定で2:30頃到着したが除雪がされておらず通行不可能、それだけ麓には降っていた。スキー場入口の路肩に止めた。
しばらくしてアルハイ到着、さっさと支度して雪が降りしきる中出発。今日は冬型気圧配置、連日の降雪もあり厳しい山行になるだろう。
スキー場に取り付くと前日のトレースが薄らと残っており有難く使うがすぐに終了。ここから苦行の始まりです。
最初は靴上ラッセルだが登山道に取り付くと膝ラッセル、斜度が付くと腰ラッセル。先が思いやられる。
暗い吹雪の中3人でラッセルを回す。一人の平均高度は約100Mで限界。とても効率が悪いが僕たちは休憩は先頭を終えた時にとり、すぐに2番手が
トレースを作る方法で常にトレースは伸びていた。しかしこの激ラッセルは辛い、多分桑崎山頂を踏める人はいないのではないか。若手3人衆の力を借りれば
余裕だけど僕たち最強メンバーなら何とかなるだろう。効率よく登行し大品山手前で下降し鞍部に到着。シールも剥がれだし最悪、何度も張りなおした。
しかし辛かったがもう行くしかない、急登をガンガン行き独標手前に着いた。藪が多いので巻くか、直登か。悩むけどシールの粘着力はもう限界。
大品山で登り返さなければなら無いのでトラバースする。これがまた危険で視界が無くおまけに急斜面のトラバース、1人づつ慎重に行った。
独標を巻くともう山頂は射程圏、残り300mちょいを登り上げるが上がるほど強風になり苦労する。雪庇にも気を付けホワイトアウトの山頂に到着。
気温は−7度だが体感温度は−10度以下で手が痛い。風に背を向け滑降準備しGO! 激パウの斜面に飛び込む、しかしターンが上手くいかずコケる。
また滑りだすがコケる。おかしい!普段滅多にコケないが足にきてるか?ブーツを見ると金具が壊れてる。僕のブーツはワンタッチで足を固定できるが
その金具が壊れていたら固定されない。どうりで踏ん張りが利かない。辛抱の滑りで鞍部に到着。粘着の弱いシールを貼り、すり足で登り返しまた滑降。
ブーツは壊れてるからダメ元でバックルを一杯に閉めロックレバーを下げたらちょっとだけ固定された。もうこっちのもの、激パウを楽しめた。
途中にツボ足パーティー10人ほどが下山していた。僕たちのトレースを使い登ってきたようだ。今日ならトレース無しならツボ足は大品山でもたどり
着けなかったと思う。ハードな1日だった。

永遠と続く激ラッセル。

雪庇に要注意。

霧氷の世界。

独標のトラバース、1番緊張した所。

ホワイトアウトの山頂に到着。今日も地獄でした。

激パウ滑降。

もう浮きまくりです。

好きにして下さい。

ゲレンデ下部も浮いてました。